いま守るべきものは何か
2012-06-09
「国民の生活を守るために・・・」いまわたしたちが守るべきものは何か?
そして、現在においてもわたしたちの「生活」は果たして守られているのか?
その世界史上3度目の事故は、「収束」しているのか?
電力が不足すると「日常生活や経済活動は大きく混乱する」という。
だがその災禍による「混乱」は、何も終わっていない。
「議論に議論を重ね」
「慎重には慎重を重ねて」
そこで得られた結論だから、国民の生活が守られるわけではない。
その過程を、わたしたちは何も知らない。
柔らかな物言い。
敬語を使用し尽くした、聴き手への敬意に溢れた発言。
実に日本社会のあり様を人間化したようなお方。
敬意は時に、皮肉にさえ聞こえる。
「国民の生活を守るために・・・」
わたしたちは、このことばをどう受け止めたらいいのか。
一人一人が、「慎重には慎重を重ねて」いまこそ考えるべきだ。
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