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即興Storyを創るこころ

2012-05-24
半期15回の大学授業も、ほぼ中盤になってきた。始める時は、先が長いと感じながら、こうして時が過ぎていくのは、次第に加速的な感さえある。このあたりで、今までの〈教室〉の雰囲気に、何らかの刺激が必要だと感じることも多い。初顔合わせで得られていた新鮮な刺激が、次第に慢性的な空気に変わり始めているからである。

あるクラスで、動作と発想で自由に遊ぶワークショップを実施。例えば、ある人が「木」になり、そこに「カラス」がやって来る。その場面に、何らかの関わりを発想し周囲から入り込み、一つの要素と交代する。「豪雨」がやってくれば、「カラス」は巣に避難して「木」の周囲を飛ぶことをやめる。「豪雨」に加えて「強風」が至れば、「木」は薙倒されて荒れた天候のみが残る。そこに「太陽」が顔を出せば「豪雨」は退散し、「強風」と「太陽」という環境が訪れる。次第に、動物や人なども登場し、即興的なStoryは延々と続く。そして最後に、「木」のある元の環境に回帰して行く発想を要求して、「木」に戻ればStoryは完結する。

2つの物事の関係性に、理屈はない。発想したままに、2人が演じる“世界”に入り込む。その関わり方には様々な個性が表出する。「焚き木」「焼き芋」「熊」「雪だるま」等々、この日も、様々な発想が〈教室〉に即興Storyを創り上げた。お互いの「日常(現実世界)」の関係性に加えて、ファンタジーの世界に遊ぶのである。

Storyを創り上げるには、「意外性」が必要だ。こんなものまで登場するか!?といった驚きが、笑いとして場を和ませる。即興ながら、豊かな発想と世界観を表現し合うという意味で、クラスのメンバーを一層親しく結び付ける。小さなジェスチャーが入ることで、照れや恥ずかしさを払拭していく。


昨年、放送されたNHK「スタンフォード白熱教室」で実施されていた授業ウォーミングアップを元にしたアクティビティー。


〈教室〉内で、授業を構成するメンバーを融和し、更なる豊かな発想で授業を進める。即興Storyを創るこころにこそ、自己表現の素朴な原点が見える。特に「スピーチ科目」という授業内容を考えたとき、お互いが話し手であり聴き手でもある。その環境に於いて、垣根のないこころを開いた関係作りが不可欠である。
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[2012/05/24 11:59]
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