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物真似注目度でコミュニケーション

2012-04-03
有名人の物真似を売り物にしている芸能人がいる。ほぼその当人のキャラクターに徹した芸風で、終始その物真似で笑いを取ろうとする。果たしてこれほどに芸風が画一化されていいものかと思っていたことがある。しかし、いざ自分がある人に似ていると言われて、通りすがりの見知らぬ人々にも振り返られるような体験をすると、一つのキャラクターを徹底的にこだわって扮装してみようかという心境が理解できないわけでもない。

アメリカで球場に足を運ぶと、子供が僕の顔を不思議そうに見上げている。やや遠くで若いアメリカ人女性たちが、何やらこちらを見るように友人たちに声を掛けている。球場の門にいる係員が、「あなたはイチローの兄弟ですか?」と問い掛けてくる。中年の男性が「Oh! Ichiro!」と言って握手を求めてくる。冗談好きなアメリカ人のおばちゃんたちが「Fake Ichiro」といって交流を求めてくる。

僕が球場に足を運ぶと、ざっとこのような現象が起こる。

だが、どの球場でもそのような状況になるわけではない。
シアトルマリナーズの試合で、僕がIchiroのユニフォーム姿で球場に行く時である。
ただ、このユニフォームを着る時にはこだわりがあり、まずはハイネックアンダーシャツが必須。
次にOakley社製のサングラス。それに旅の最中はひげ剃りが面倒なので必然的に無精髭がのびる。
こうした「小道具」を仕込むと、ほぼ間違いなく上記のような反応が球場で多発する。

更には、欧米人が日本人を見る目が画一化されているという要因も大きいだろう。それにしても、こうした小道具の効果は大きい。さすがに僕がasics社製の靴を履いているということまでは、誰も気がつかないようであるが。更に言えば、トレーニングの時はCW-Xを着用するし、僕の家は昔から日産派である。

こうした球場での注目度に反応してくれるアメリカ人のジョーク好きは、何とも好感が持てる。いつもこのおかげで何人かの友人ができる。まずは風貌として相手の心の中を刺激する。コミュニケーションの一つのヒントがここにある。

そしてやはり一人の野球選手の実績が、これほどの反応をもたらすという事実にはいつも驚嘆する。
単なる風貌のみならず、彼の生き様から学ぶことも山ほどある。
だから野球からは人生を学べる、と思っている。




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