fc2ブログ

異端児であることを恐れない

2012-02-28
「今の若者はハングリー精神が足りない」
よく年配の世代が口にする決まり文句である。
だが、果たしてそうなのであろうか?
もはやハングリー精神は、時代が醸し出すものではなく
個々人が自分で創るものになったと実感した。

 東京マラソンで藤原新選手が、日本男子歴代7位の2時間7分48秒という記録で日本人最高位の2位入賞を果たした。既にメディアが様々に報じているのでこの日に至る足跡はご存じの方も多いであろう。実業団でコーチとぶつかりマラソンに専念すべく退社。プロランナーを自任しながらも、スポンサー契約は決まらず賞金頼りに貯金を取り崩して生活する“無職”ランナーであるという。Webでの情報収集により海外の様々な練習法を学び実践する。陸上長距離には特段関係がないとも思えるボディメイクの専門家の指導を仰ぎ、走る為の身体を徹底して創り上げようとする。そんな個人でプロデュースした練習方法が見事に花開いた結果である。

 そこには専門競技への考え方を覆すような、越境した練習姿勢がある。その上、徹底した自己管理と研究熱心な“陸上オタク”。いわば「異端児」的な存在が大いにそれらしい姿で成果を世に示したといってよいだろう。かつて若い頃のイチローがそうであったように、「変わり者」がコーチと衝突する先に、天賦の才能が開花するのである。
 25Kmのペースアップの際には、後続集団に合図を送り「みんなでペースを上げよう」というようなジェスチャーを見せた。しかし誰も付いてはいかなかった。そこで異端児よろしく猛然とペースアップ。アフリカ勢の「有名選手を抜けば記念になるだろう」というような気持ちで追いついて行ったら、抜ける気がしてきて2人の有力選手をかわした。まさに藤原選手らしい走りで、賞金・商品とともにロンドンへの切符を手に入れた。

経済的に苦しい環境を自らが選択した、
その果ての有言実行
もはやハングリー精神も個人個人が醸成し
自ら跳躍して行くという生き方が輝く時代

異端児・変わり者といわれることを恐れてはいけない
藤原新の笑顔がそう語っていた
関連記事
スポンサーサイト



tag :
コメント:












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック:
トラックバック URL:

http://inspire2011.blog.fc2.com/tb.php/850-7971487f

<< topページへこのページの先頭へ >>