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水際の攻防かのごとし

2009-12-18
17日(木)朝から午前中は自宅で仕事。書評を書く論点が定まらない。編集委員会から進捗状況を問い合わせるメールあり。一気に進もうと気構えるが、対象となる書物の在り方にも問題がある。他のメールの中には、大学の先輩から「電話します」という内容のものがあった。早速、今晩以降の予定を返信。

 午後は職場へ。しばらくデスクワークで肩も凝ってくる。今年一番の寒さという中ではあるが、仕事は着々と進んだ。

 夕刻からジムへ。ボディパンプのエクササイズに参加する日である。この日は、担当インストラクターが猫に手を噛まれたらしく、化膿してバーベルが持てないという。よって違う曜日の男性インストラクターが代行。それはそれで、パワフルさがありメニュー構成からして筋肉刺激の方法が違うようでもあり、きついながら充実したトレーニングとなった。帰宅途中に中華屋で水餃子に中華丼。

 帰宅してしばらくすると、大学の先輩から電話。何かとアドバイスをいただけて大変ありがたい話であった。外から見ていると分からないことも、それぞれの世界では、様々な視点や社会構造の上で物事が進行しているということ。こちらには分からないことによっておこる現象に対して、理不尽だと憤慨しても始まらない。ひたすら実力をつけながら自信を保ち、広汎な人間関係を大切にしながら進むしかない。

 その後、弟からメール。今回の件で、だいぶ客観的なアドバイスをもらった。現在の生活状態が、お互いに距離の違いはあるが「最愛の人」と離れているという似た境遇もあり、愛する人と生活を共にしているということの意味に内容が及ぶ。

 妻を始め、両親や弟、それに大学の先輩などの様々なアドバイスを受けて、この数週間はまさに「水際の攻防」のごときであった。大海へ攻め入るがごとく飛び込むか、孤島の土地で様子を見るか。無謀な攻め方をすれば犠牲が大きくなるだけの場合も多い。

そういえば、昨日実家に寄った時、5年間飼っていた水槽の金魚が、夜中に水槽から飛び出して、翌朝、父が発見した時は床の上で硬直していたという話を聞いた。人間が指を向けたりすると、愛想よく寄ってきたりしていたので、大変可哀そうであったと父。夜中に孤独な中で、何を考え暴れて水槽から飛び出したのだろうか。一つの生命の「水際の攻防」がここにもあった。
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