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「残響」―White Christmas

2011-12-16
 I’m dreaming of a White Christmas
Just like the ones I used to know
Where the treetops glisten
And children listen
To hear sleigh bells in the snow

I’m dreaming of a White Christmas
With every Christmas card I write
“May your days be marry and bright
And may all your Christmas be white”


“Christmas song”と言った時に、誰しもが思い浮かべるのがこの曲ではないだろうか。その穏やかな曲調と銀世界を連想する歌詞が心を温めてくれる。“ジングルベル”や“赤鼻のトナカイ”にやや子供向けな印象があるのに対して、この曲は何よりも“大人”のムードが漂う。東京ではなかなか巡り合えない「雪のクリスマス」を曲中に連想し、理想のクリスマスを夢見るひと時に誘われる。


英会話クラスで発音矯正の為に、講師がこの曲を扱ってくれた。最初にブランクのある歌詞カードが配布されて、曲を「山下達郎バージョン」で聴いて空欄補充する。講師は、山下の発音は一定の線まで鍛えられていて、悪くないと語っていた。だが、JRのCMソングで人気を博した”Christmas Eve”に関しては、発音を矯正したい箇所がいくつかあるという。それはともかく、以前から知っていた曲であるので、結構な割合で単語を聞けて空欄補充をすることができた。
そして改めて発音に注意しながら、この曲を声に出してみる。曲調に助けられて、それほど難しいこともなく唄うことができる。何となく意識せずに聞いていた時よりも、各単語の響きに敏感になる。特に、”know”―“snow” “glisten”―“listen” “write”―(“bright”)―“white”といった脚韻の響きを強く意識することができた。今までも感じていたこの曲の魅力は、歌詞と曲調のみならず、音の“余白”にも美しい「残響」があったのである。その無意識下の空白に響く音が、あの幻想的な雰囲気の曲を成立させていたのだと、発音を通じて新たな鑑賞の域に至る。


一面の銀世界に鳴り響く鐘(声)の音。雪は音を立てずに降りしきるが、鐘の音は余韻を残して空間を伝播する。そんな世界を曲の中に埋め込んであるような構造がそこにある。

発音矯正で音韻を意識して、身体化された歌詞と曲を改めて意識の表面に掘り起こす。

まだまだ他にもこんな魅力を聞き逃している曲が数多くありそうだ。
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