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今年最後の11日に~地域社会構築カフェ

2011-12-12
 3月11日から9か月目の12月11日。“あの日”の自分を今一度振り返ってみる。自宅マンションのエレベータを降りて約30秒後、近所の交差点で信号待ちをしている際に激しい揺れを感じ、その場で暫く身動きができなくなった。数分間、その場に立ち尽くしていたであろうか。自宅が心配になり、マンションのエントランスに戻り、持っていたスマホでTwitterを見ると、宮城県沖を震源とする大地震だとわかった。眼前のエレベータは止まっているので、階段で12Fの自宅まで昇る。玄関のドアは問題なく開いたが、室内に入るとTV台が反転してはいるものの、かろうじて転倒は逃れていた。ホッとしたところで書斎のドアを開けると、本棚が激しく転倒し中身は散乱し目を覆うばかりの惨状に大きな声を何度も上げた。これが3月11日14時46分から約15分間における小生の行動である。

一人暮らしゆえに、書斎の崩壊から感じたショックを誰にも話すことができず途方に暮れていた。そこで向かった先は、近所の懇意にするカフェであった。立ち往生した交差点から地震が起きる前に向かっていた場所も、遅めの昼食をとるためにこのカフェなのであった。人は不安な時に、それを語る同胞が必要である。家族と共に暮らしていればまだしも、そうでない場合に誰と話すか。小生の場合は、マンションの住人よりも近所のカフェを迷うことなく選択し、そこで地震から受けたショックを癒したのが思い出される。食事を終えて余震が何度か来る間も、夕刻まで暫くカフェに“滞在”していたと記憶する。


この日は、その懇意にするカフェで、常連仲間の忘年会が行われた。3月以後は、5月に開店1周年イベント。その後、数回の懇親会を経て10月に「文の京12hリレー」にカフェチームで出場した。店主夫妻と常連仲間である我々とが結束し、12時間耐久を走り抜いた。小生にとっての地域社会の拠点となる窓口が、このカフェなのである。常連仲間は、この地域の様々なマンションに居住している。それだけに相互のマンションについて情報交換も可能である。また様々な業種に勤務する方々の集合体であるゆえ、異業種の事情などについても新鮮な話を聴くことができる。マンション管理組合や町内会における人と人との付き合いが希薄であるがゆえに、こうした人的交流が持てる場は貴重である。

今年1年で、何が変化して来たかと言えば、このカフェでの常連仲間ができたことが一番の「自分ハイライト」となるだろう。毎月11日を迎えるたびに思い返される記憶も9度目となった。首都圏で今後も来たるべき災難が予測されているが、その為にも地域社会での相互扶助ができる関係は貴重である。
こうした繋がりが成されたのも、カフェ店主夫妻のお店への考え方による。一人一人が寛ぎ落ち着いて安心できる空間で、手作りの上質な料理を食べられる。オリジナルなパスタやケーキなどの味に、陶酔している常連さんも多い。同時に「地域社会」で何らかの貢献をするという店主夫妻の抱くコンセプトによって、このような人的交流ができるようになったのである。

地域社会に根差した、新たな人と人との繋がり方。
喧騒だけが先立つ都会の中で、身近にある寛げるカフェ空間。
毎月11日、自らの世界観を見直しつつ仲間との邂逅に感謝。
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