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師走とロースカツ

2011-12-02
 今年も師走になった。だが“街が華やいで”という表現がやや形式的に聞こえてしまうような世間の流れ。表面的なイルミネーションなどよりも、内面的に“華やいだ”要素が欲しい昨今である。人々は内向きに各自の殻にこもり、人の流れが為す偶有性の中に身を置くことを避けてしまう。せめて人間的に気分を安定させる話ができる場所は、ぜひとも確保したいと思う日々である。

 毎度、木曜日は英会話の前にお決まりの洋食屋さん。美味しい料理もさることながら店主夫妻の温かい心情に癒される。そして90歳の老人が、この日もマイペースな歩みで来店。小生がロースカツを食べていると、ワインにウイスキーを飲んだ後に、やはりロースカツを注文した。一般的に90歳でロースカツを平らげるというのは、大変羨むべきことだと思う。肉の脂肪分をも栄養として、老人の長寿は日々継続していく。週1回のこの時間は、何とも心が“華やいだ”状態になるのである。

 果たして90歳になった時点の自分が、ロースカツを食べているだろうか?などとも考えながら、むしろこのように前向きに酒を飲み、栄養を摂り、人との交流を絶やさない姿勢が、90歳という年齢を充実させているとも悟る。
 帰り際に、ぜひとも英会話教室の曜日ではない日に、忘年会をやろうということになり、老人の携帯電話を教えてもらった。師走であるからこそ、こうした人との交流を充実させ、来年への想いを更に膨らませて行きたいものである。

 ただロースカツを食べるということが、実に“華やいだ”気分へと誘うこともある。

 
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