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新幹線で時間旅行

2011-10-29
 全幅の信頼とはこういうことだろう。東海道新幹線に乗車していてふと思った。ダイヤの正確さはもちろのこと、事故の可能性など微塵も心配する必要などない。開業から長い月日が経過するが、1度たりとも大きな事故がないというのは当然のことかもしれないが、よく考えれば驚異的なことだ。車窓から外を見れば、かなりの高速で走行している。まさに英訳されたときの”弾丸列車”(Bullet train)のごとく疾走し、東京から古都・京都までを約2時間半で結ぶ。

 毎回思うが、東京から京都へ向かうのは時間旅行のようなものだ。明治維新あたりを境にしてそれ以前の歴史が様々な形で保存されている古都へ向かうのは、ワクワク感が抑えきれない。先日、Twitterをみていると、茂木健一郎氏が「東海道新幹線では関ヶ原の風景が一番好きだ」と発言し、それに内田樹氏が呼応していたのを思い出した。確かに車窓から”天下分け目の戦い”を想像させるあの光景は、何か特別な感情を呼び覚ます気がする。

 京都駅へ到着し、バスで宿に向かう。チェックインして荷物を置いて、まずは腹ごしらえ。以前に立ち寄った串揚げ専門店へ行くと、女将さんが笑顔で迎えてくれた。しばし、”2度浸けOK”の串揚げ”おまかせ”に舌鼓をうつ。

 さらには”Fenway Park” というBoston RedSoxの本拠地球場の名を冠したBarへ立ち寄る。京都とBostonは姉妹都市であり、そんな関係とともにオーナーが野球愛好家であるところから、球団から承認も得ているという。今季のRedSoxの不甲斐ない闘いぶりに関して、日本でこれほど深く語れる人もそうはいない。暫くはコアな野球談義に花が咲いた。

 そうこうしているうちに夜も更けた。

 週末の研究学会を含めて、しばし京都の秋を堪能する。

 
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