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「仕方ない」ならどうするか?

2011-10-28
 社会には一定の流れがある。社会に出て会社組織等に属したことのある方なら、誰しも「流れ」というものを心得ているだろう。組織に属していれば尚更、その「流れ」に乗っていれば楽ができる。自己に対して何ら抵抗もなく、自分の利益を堅持することができるからだ。ただ、そんな社会風潮は過去のものではないかと思うことも多い今日この頃である。

 「長いものには巻かれろ」と諺にあり。力のある者には従っておくべきだと説いた生活の知恵ということか。しかしながら、力のあるものに対してこそ、監視しなければならないというのが、近代国家の原則ではないだろうか。


 朝日新聞夕刊(10月27日付)で、「石原都知事 停滞の季節」の記事を読んだ。4期目スタートから半年が経過したが、登庁または公務に出席したのは、日程表によれば54日しかなく、週あたり2日であるという。記事によれば、「(4期目を)やらされた感」が強く、「被害者意識」でスタートしたことが今も響いていると伝える。これが半年前に、261万人の有権者が信任した都知事の現状である。過去を振り返っても、2期目の「新銀行」、3期目の「五輪招致」と続けて失政としか思えない内容の旗振り役を強行してきた。その上で今はやる気がないと来たら、都民は何を信頼すればいいのだろう。震災時にここぞとばかりみせた「復興の先頭に立つ」という喧伝や、公約だった「高度防災都市の実現」は放置されているとしか思えない状況。記事によれば「総合防災訓練」にも「毎年同じだから行く必要がない」と発言しているという。

 そんな東京都においても、身近に放射線の不安が山積している。線量が極めて高い地域の存在や、食品の安全についての問題。ましてや、放射能汚染された瓦礫の焼却受け入れ等々・・・。人口密度がこれだけ高い場所で、瓦礫の焼却をすることが、果たして住んでいる我々にとって「安全」と言えるのだろうか。「高度防災都市」に向かうはずが、目に見えない不安が蔓延している。半年の間に都民の防災意識はむしろ薄れ、3月には「JRを恫喝する」という英雄的な対応を都知事が見せてはいたが、何ら帰宅困難者への対策等で、東京都によって周囲の環境が是正してきているとは思えない。

 たぶんこうした一都民の意見などは、一蹴にも値しないとされる都政が12年間も続いてきたのだ。教育現場は体面を保ちながらも、内部で瓦解的な疲弊が進行している。無益な過労が目に見えている管理職に就こうと志す教育者は減少し、生徒個々や教材へと向き合う時間が極端に減少するという教員の実情。果たしてこうした状況を、「仕方ない」のままでいいのかと思うことがしばしばである。



 震災後に改めて感じる、「仕方ない」ならどうするか?
 「空気を読め」という風潮は、「間違った権力にもついて行け」ということか。


 日本が頑張らねばならない今だからこそ、
「仕方ない」ゆえに
「精緻に考えて意見を述べて行動せよ」が求められているのではないだろうか。
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