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原稿の推進力

2011-10-26
 月末の〆切を間近にして、複数の種類に及ぶ原稿が大詰めを迎えている。それぞれの性質によって、自ずと書く姿勢にも変化が生じて来るものである。ひたすら資料を参照し、その正確さと記述の妥当性や教育的な効果が求められるもの。また、自ら思い入れの深い分野となれば、様々な思いが脳裏に去来しながら、その独自性と斬新さに加えて、公への訴求力を兼備していることも求められるだろう。自らの書く姿勢というものを、ある時には外側から眺めるような視線も必要ではないかなどと思いながら、止まることなく筆を進める時間が続く。

 時に事前に思い浮かべた構想になかった発案が、原稿を書き進める余白に急遽現れてくるような感覚になることがある。文字が刻みこまれるPC画面上に、俄かに湧き出たその内容は、自分の中のどこかに眠っていた財宝のような存在に思えてくる。ほとんど夢中になった精神状態の中で、その想いに端を発し原稿を書く推進力が更に増してくる。

 物理的には休憩が必要かと思えるような時間が経過しても、止まれない時がある。原稿の文章自体が一定の推進力を獲得して、脳と指が自然な連動をしながら、文字をPC上に刻みつける。“やめられないとまらない”境地に至った時は、いつしか文章が完成しているような感覚で、しかも自らの構想とのズレを楽しむことができる。

 もちろんこうして刻んだ文章に対しては、入念な校正が必要な訳だが、そんな湧き上がるように原稿を書く時間は、堪らない充実感を自らに与えてくれる。


この日も、そんな境地で原稿に向かっていた。改めて、自分が伝えたいと思うこと、自分が面白いと感じることを、最大限に表現すべきだと痛切に感じた。その情熱による愉悦の開拓にこそ、読み手も興味がそそられるはずであるから。


 小欄にも毎日のようにことばを刻み付けているが、これもまた生活習慣的な推進力が成せる業。ほとんど朝食や身だしなみ同様の感覚が、この勝手な表現を形成している。

 そしてまた前日の自分を刻むことで、新たな1日の推進力が確実に増すのである。
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