fc2ブログ

愛しき餃子

2011-10-05
餃子が好きだ。無条件に好きである。ただ、やはり好きであるだけにこだわりも大きい。皮の食感、具の素材、調理法等々について納得したものが食べたいと思っている。かといって全国を食べ歩こうと思うほどのグルメではない。それほど遠いわけではないにもかかわらず、餃子を食べる目的で宇都宮に行ったこともない。身近で家庭料理的な餃子が好きなのである。

現在は、自宅近くの西安料理を主とする中華料理店で出す水餃子が、一番の好みである。皮の歯応え、具材には大蒜も入らず野菜と肉が豊富なのがいい。この店では「鉄鍋餃子」を売りにしているが、小生は一貫して水餃子だ。以前に本場・西安に行った際にその水餃子の美味しさに魅了されてから、餃子は水餃子がいいと思い込んでいる。

水餃子と言えば、高校三年の時に大学受験対策夏期講習で受講した漢文の先生の話が思い出される。彼は長年中国でも生活経験のある有名講師であり、「日本では焼餃子が殆どだが、本場で餃子といえば水餃子なのである」と力説していた。焼餃子というのは歴史的に、「余った餃子を下臣が食べる為の方法だ」というのである。「大蒜が入っているのも日本的で邪道だ」と批判していたのを思い出す。漢文が本当に面白いと感じたのは、この時からなので、ある意味で自分の原点には餃子の話が付随していることになる。

日本でも中国人経営の料理店には水餃子がある。自宅近所の西安料理店では、茹でた餃子が皿に盛って出される。神保町にある北京料理店では、塩味スープに浸った餃子が出される。水餃子といってもどの地方の料理かによってまた違った趣があるものだ。

毎度、水餃子を食す度に漢文の名講義を思い出す。このように食べ物と学問が結びついて身体化しているのは、自分にとってはありがたい話だ。餃子を食べれば漢文が読みたくなるからである。と考えると、衣食住などの生活的な要素を講義の中で関連付けておくというのも、教育方法として有効なのだと納得する。昨今は、雑談などに耳を貸さない高校生が多いというのは嘆かわしい話だ。



餃子にはパワーが貰える。

この日も水餃子で反動をつけて、原稿に向かう体勢が整った。

愛しき餃子である。
関連記事
スポンサーサイト



tag :
コメント:












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック:
トラックバック URL:

http://inspire2011.blog.fc2.com/tb.php/703-3215d467

<< topページへこのページの先頭へ >>