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夢を乗せて走る♪♪♪桑田佳祐・宮城ライブ

2011-10-02
 桑田佳祐が先月10日11日の2日間、宮城のグランディ21(セキスイハイムスーパーアリーナ)でライブを行った。東日本大震災から半年という節目にあたり、ニューシングルの曲名でもある「明日へのマーチ」というテーマを掲げ、「厳かな気持ちを持ちつつも、明るく楽しいライブ」を目指したという。そしてまた桑田自身にとっても、闘病から復活して最初のライブという大きな意味も持っていた。この日は、WOWOW開局祭にあたり、この模様が2時間にわたって放映された。

 オープニングはご当地宮城を舞台にした、さとう宗幸の名曲「青葉城恋唄」。


時はめぐり また夏が来て
あの日と同じ流れの岸
瀬音ゆかしき杜の都 あの人はもういない


 アコースティクで唄われるこの歌詞。今年にして改めて噛み締めるものがある。されど広瀬川は悠久に流れ続ける。音楽は時に現実を直視させ、そしてまた未来への希望を語る。


 全体として桑田のニューアルバムの中からの曲が多かったが、聴いていて改めてその歌詞に共感したのが「いいひと~Do you wanna be loved ?」。

   あっち向いて“いい顔”
   こっち向いてニコッ!!
   アンタは本当にいい人さ

   曖昧 中庸 シャイ 気まぐれ
   そんな日本の“お家芸”が好きかい!?

   他人の顔色を気にして
   ひとりじゃ何も決められない
   嗚呼 リーダーシップが足らんのォ!!

   お愛想を言う前に我が首相(ボス)よ
   自尊心(プライド)を示しておくれ


   (中略)


   情報の網が世界中を
   駆け巡る時代に

   ニヤけた妙な“八方美人”じゃ
   国内(うち)も外交(そと)も任されへん

   どれだけ“顔”を変えても
   “政策”(メニュー)の中身は同じかい!?
   “雇われママ”は辛いモノ!!

    お辞任(やめ)になる前に総理(ボス)よ
    そっとツブやいておくれ
    Baby!! Tweet!! Baby!!”現代”が何処に向かって何を唱うべきかを
    あ、笑ってら・・・!!


 たぶん曲調からしても、聴くだけで歌詞カードや画面表示を見なければ、この曲の風刺的要素には気付かないかもしれない。だが日本政治の現状を辛辣に皮肉っている。「曖昧 中庸 シャイ 気まぐれ」は「日本の“お家芸“」なのだ。どんなに「顔」が変わっても「ボス(首相)」よ、この桑田の風刺に耳を傾けておくれといいたいものだ。

 桑田佳祐の歌詞は、もちろん恋愛を詠み込んだものが多いし、中にはエロチックな描写をサラリと表現するものもある。だが曲と組み合わされて演奏されると、そのストレートな主張が不思議とすんなり受け入れられてしまう。音楽とはどうあるべきかということを深く考えさせられるのと同時に、歌詞の存在価値がむしろ高まってくる。桑田の歌い方を聴いていただけでは、歌詞の細部は把握できない場合が多いが、それだけに歌詞カードを見ようという思いを強くさせる。それは、むしろ歌詞が曲に乗って空洞化するのを防ぐ手段であることに、この日改めて気づかされた。

 エンディングは「希望の轍」、小生が最も好きな曲でもある。


   夢を乗せて走る車道
   明日への旅
   通り過ぎる街の色
   思い出の日々


 過去の曲を含めて今一度、桑田の歌詞を“解釈”してみよかと思わせる機会であった。

 (3時間総集編は、10月9日11:00PM~同局で放送)
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