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授業を超えた熱い時間

2011-07-09
 約1週間後にせまった朗読発表会。この日は第1回目のリハーサル。とはいえ授業時間を使ってのことだから、時間に限りがある。全体リハーサルができるのも本番前日を含めて2回のみである。この限定された時間枠をどのように活用するか。参加者一人一人の意識が大変重要になってくる。

 前週の段階で班別にどのくらいの準備が整っているか?各メンバーが個人練習を積んでいるか?そんなことも気になる中、リハーサルの開始。ところが、最初に行う班からして、構成メンバーが揃っておらず、2名の欠員。班内で役割分担が決まっているわけだから、これではリハーサルに入れない。バンドなどでもそうだが、時間に遅れたり欠席したりすると、スケジュールを調整して集合した他のメンバーに多大な迷惑を掛けてしまう。授業という合意のもとに、集合して行っているなら、尚更その意識が問われる。

 仕方なくリハーサルに入れそうな班から開始。実際に実演してみると、様々な問題点が噴出する。通常の授業よりかなり広くなった会場において(この日は当日会場となる教室で授業)、全体に声は届くのか。背景となる映像の頁送りは、語りの内容とどのようにタイミングを合わせるか。様々な問題点が次々と浮き彫りになる。それにアドバイスを提供し、改善を促しつつ、数組のリハーサルを終える。

 通常の授業時間をはるかに超過したが、それでも熱意ある学生は、残って誠意をもって自分の出し物についてリハーサルを行った。班別以外にも、個人単位で会場の聴衆に呼び掛けながら、全体で声を出していく「授業形式」の発表もある。工夫を凝らして独自なプレゼンソフトを構成してきている学生もあった。その下発表に遅くまで付き合った。

 大学の教室は使用時間が、最大限でも22時30分迄。最終的にはその限界まで、個々の学生の質問に答え、アドバイスを提供した。次第に授業というよりも、学祭の出し物を構成していくような感覚が湧いてくる。人影まばらになってきた遅い時間のキャンパスが、余計にそんな雰囲気づくりに貢献してくれていた。


 しばし暑い中、熱い熱い時間が流れた。


 その後は、自分自身の冷却時間が必要だった。地下鉄を乗り継いで馴染みのワインバーへ。

 そこには、「朗読発表会に行ってみたい」と語ってくれた、優しい常連さんのことばがあった。お忙しい中、興味を持っていただける気持ちに、何としても応えなければならない。そんな決意と同時に、自分自身が行っている活動の存在価値に、温かい賞讃が贈られているような気持ちになった。


 人と人との心の交差点。

 来週へ向けて、気持ちは高揚する。
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