fc2ブログ

常識と創造性の融合

2011-06-13
 NHKEテレ「スタンフォード白熱教室」も大詰め。この日は、実際に米国で起業家として活躍する4名の方を教室に招き、学生たちが彼らの言う会社内でのアイディアの真偽を、見抜いていくという方法で進行する講義。

  13名で編成された2チームの学生たちが、まずはウォーミングアップとして、数分の相談で名前とダンスの振り付けを決める。短時間で効果的に印象付けるキャッチを作るのが狙いだ。

  そしていよいよ起業家たちの弁へ。嘘も巧みに取り込みながら、彼らは会社内の奇抜なアイディアを紹介していく。


 「オフィスの天井が高い方が、社員のアイディアがたくさん浮かぶ」
 「部署を混ぜてコーヒータイムを週1回設ける」
 「最悪な製品を実際に使ってみて不満点を洗い出す」
 「創造性という尺度だけでは行き詰る」
 「セクションの違う人同士を組み合わせる」
 「チームは熱意だけではダメ」


  などという話が、更に具体化された例を交えて紹介されていった。集約すると「常識と創造性をどう融合させるか」という点が焦点になるようだ。「創造性」を産み出そうとするには、奇抜な発想が必要に思うが、それだけではなかなかヒットする商品開発はできないという。「常識」とどう摺りあわせていくかが成功の鍵ということだ。

 「創造性」のみでは奇抜に偏り、「常識」のみでは固定観念に偏ってしまうということなのだろう。いずれにしても偏らない柔軟な発想を持ちながら会社を運営していくことが、米国型起業の成功の秘訣のように感じられた。


  最後に、ある起業家が語っていた言葉が印象的。


  「相手の話を聞くときは、自分が間違っていると思い、説得する時は自分が正しいと思え。」



  あくまで常識的なコミュニケーション対応だと思うが、往々にして日常では、これが逆転してしまうこともある。成功する起業家というのは、常識的な対応を日常的に実践できていることを窺わせた。


  米国起業家の底力を垣間見たような今回の講義。しかも、その卓越した発想をスタンフォード大学の学生が、眼前で学んでいく。到底、日本の大学教育では太刀打ちできないものがあると感じ、毎回心に突き刺さるような感激と衝撃がある。


  いよいよ来週が番組の最終回。


  この番組に留まらず、米国の大学教育の豊かな発想を、現地で見聞し学びたいという思いを新たにする。
関連記事
スポンサーサイト



tag :
コメント:












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック:
トラックバック URL:

http://inspire2011.blog.fc2.com/tb.php/598-8d2f090b

<< topページへこのページの先頭へ >>