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鑑賞「落語研究会 昭和の名人 弐」

2011-06-10
東銀座は東劇で上映されている標記の映像を観に出向いた。落語は寄席に行くのが基本であると思う。そのライブ感、噺家と観客との距離、独特な雰囲気。どれをとっても寄席でなければならない絶対条件があるように感じるからだ。しかし、今や映像でなければ見られない名人芸とあって、スクリーンに映し出される妙技を観に行くことにした。

三代目古今亭志ん朝「船徳」(1983年)
 落語の名作を名人が演じた感あり。その所作の巧妙さ。実際に汗が滲み出てくるような好演。映像であるが、ライブ感たっぷりな一席が楽しめた。

十代目金原亭馬生「臆病源兵衛」(1979年)
 独特の語り口による登場人物の会話が巧妙。極端な臆病者の姿を描く演目内容に、表情と語りによる表現はお見事!

六代目三遊亭圓生「引越の夢」(1970年)
 落ち着いた雰囲気の語り口から繰り出す、大商人の手代たちの滑稽な行動描写。いつしかその姿が眼前に浮かぶような気分に。

八代目林家正蔵「中村仲蔵」(1972年)
 しゃれもくすぐりもない芝居噺を淡々と演じ切る名人芸。落語の奥行の広さを感じさせる演目。現在では、このような演目ができる噺家は少ないのでは。


といった4本が上映された。TBSが放送用に収録した「落語研究会」の映像を画質調整したものだという。



想像力を働かせて、実際にこれらの名人芸を寄席で見たらどんなにか感激するだろうという思いに至る。

ただ映像として観られるだけでも価値ある一席。入場料2000円で2時間2分。満足の上映であった。(6月10日まで)
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