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野球があって親友がいる

2011-06-08
 中学時代の親友と何年かぶりに再会した。しかも当初から予定していたわけでもなく、急に数奇な縁で会えることになった。これまでの人生で親友と思える人物は何人かいるが、いずれも日頃から頻繁に会えるわけではない。それぞれ居住地も違い、仕事上の予定もまちまちだ。しかし、そんな条件下で会えることになる縁とは・・・・・。

先週末に、母校の校舎が改築に伴い取り壊されてしまった光景を目の当たりにした。思い出の場所は跡形もなく工事中の瓦礫の山になっていた。自らが青春時代を過ごした、かけがえのない場所。その配置や雰囲気が喪失してしまう空虚感。比較しては不謹慎の誹りを免れないが、東日本大震災の被災地では、街ぐるみでこのような喪失感を体験した方が多かったのであろう。自らの思い出の地というものは、どこかで保存されていて欲しいと願うのが人情である。

こんな状況を、現在は北海道在住の親友に知らせようと思いメールをした。すると返信があり、ちょうどこの日、出張で東京に来ているという。今回は過密な日程なので、会える余裕もないと思い、連絡は控えたのだというのだ。しかし、翌日の午後には東京ドームでの全日本大学選手権を観戦する予定が組み込まれているという。そんなメールを見て、即座に東京ドームへ出向くことに決めた。

 親友とは、中学時代の野球部で共に闘った仲間だ。彼が捕手で主将、小生が遊撃手で副主将という立場であった。部活動の運営自体に問題があった困難な状況にあって、3年間で何とか全うな部活動へと立て直しを図ったという思い出がある。2人とも野球への情熱では誰にも負けなかった。捕手と遊撃手・1番で出塁しそれを還すという攻守のコンビネーションが、そのまま友情として大きく育った感がある。

そんな親友と会えることになったのも、この日に北海道代表(札幌6大学)の道都大学が、東京ドームで試合を行う予定があったからだ。彼は現在でも仕事に関連した中で、北海道日本ハムファイターズなどを始めとして、野球チームと地域密着な関係を重視して活動している。そんなことで、東京ドームでの観戦予定と小生の予定が違わずに一致したという訳だ。野球の神様というのは、実に粋な計らいをするものである。

全日本大学選手権の試合では、北海道の道都大学が上武大学を4対1で破る粘り勝ち。やや照明が落とされたドーム球場のネット裏から、大学野球の素朴な良さも肌で感じることができた。



数時間の再会であったが、自分の心が童心に戻る。


野球があって親友がいる。親友がいて野球がある。


野球となると目の色が変わる自分の性分。その原因を自ら確かめられたような1日でもあった。
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