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協演の妙

2011-05-12
語彙としては「共演」という同音語が適切なのかもしれない。聴衆や参加者を前に、複数の人間が、舞台的な表現を繰り広げることだ。「協演」となれば音楽等の芸術領域の活動で、異なるジャンルを表現する者が、敢えて共に活動し新たな境地を産み出すことと言えるであろうか。複数で演じることの妙を考えてみた。

 通っているスポーツジムでのスタジオプログラム。通常は1人のインストラクターに先導され、大勢の会員が音楽に合わせて様々なトレーニングに取り組む。それが、この日は3人のインストラクターが協演し、一つのプログラムを完遂した。インストラクターの中でも中心的存在として統括していた方が、近く退職するという為に企画された特別なプログラムであった。自ずとインストラクター間で過去の思い出が語られ、プログラムに使用する音楽も感慨深いものが多くなる。

 それにしても、先導する人数が増えると、参加する側の気持ちが高まる。目が行き届くから頑張るという単純な動機以上に、プログラム進行が何とも華やかな雰囲気を帯びる。呼応の掛け声と共に、通常以上の筋力トレーニングに誘導されていったような感じだ。

 学びの教室空間でもそうだが、異質な複数の指導者が、それぞれの個性を出して学習者を先導すれば、効果的な授業が期待できる。学習者への担当密度が濃厚になるのは勿論だが、指導者にも多様性があるという価値観の振幅が、学習者に余裕を与える。また一定の時間、学習空間に拘束された時、相互交渉が固着しないという柔軟性が生まれる。

 元来は異質な個性が、どのように融け合うか。そんな興味に支えられ、複数指導者によるプログラムは、時間を忘れるように過ぎて行った。


 様々な場面で、「協演の妙」を有効に機能させる考案者でありたいと思う。
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