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桂歌丸師匠「芸歴60周年記念興行」

2011-05-04
GWの新宿末廣亭へ出向く。5月上席は、「桂歌丸芸歴60周年記念興行」が昼の部として催されている。主任はもちろん歌丸。圓楽・小遊三(交互出演)の笑点メンバーに加え、夢之助に米助や同門の筆頭でもある米丸。関西協会の代表として鶴光などが顔を揃えた。

 さすがにこのメンバーだと、集客力がある。開場1時間前に到着したが、路地の角を二つも曲がるあたりが最後尾の列に並んだ。それでも何とか、上手の桟敷席に腰を下ろすことができた。


 中学校3年在学時に入門してしまったという歌丸師匠。小学校4年生頃から、噺家になりたくてなりたくてどうしようもなかったという。その後の噺家修業は、厳しいものであったが、だからこそ学校で学ぶ以上の社会的な勉強を十分にさせてもらったという弁には、60周年の原点を語る重みがある。歌丸師匠の日常的な社会的活動を見ていれば、教育とは何が重要であるかを、深く考えさせられる。

 米助が進行役を務めた口上。弟子筋の歌春に始まり、鶴光が関西落語らしい口上も披露。圓楽は笑点の調子を崩さず、「本日は大エジプト展にようこそ」と始め、歌丸師匠を「ミイラ」に喩え、最後には圓楽一門と落語芸術協会との関係に言及するもの。80歳代半ばになる米丸の口上は、歌丸師匠の過去の苦労を語るものでもあった。

 周囲が引き立て役になって、歌丸師匠の落語熱演で幕。その細い身体から漲る所作と語りの力。そして含蓄のある内容と品格の高さ。

芸歴60年の重厚感は、もはや生で見るしかない。


笑点司会者だけではない、歌丸師匠の真髄をぜひ多くの方にご覧いただきたい。
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