身体の躍動を取り戻す
2011-03-24
23日(水)施設補修・停電・節電などの影響もあり、会員となっているスポーツクラブでは、限定的な営業時間が続いていた。スタジオでのプログラムは休止し、マシンによる筋トレを中心にした営業期間中も2度ほどは足を運んだ。しかし、電気で駆動するエアロバイクなどを使用するのは、節電に反するなどと考えてしまい、ウエイトを身体の力で挙げる単純な筋トレに徹していた。もし、バイクを漕ぐのであれば、その力で発電などできればと、偽善的な考えが頭をよぎったりもした。運動をするという素朴な身体行為でさえも、既に電気なしではできないというあり方に疑問を抱いていた。この日から、通常の営業が再開し、スタジオプログラムも再開した。これは勿論、照明や音楽を流す為に電気が必要だ。久しぶりのプログラム再開を待ち望んでいた会員諸氏は多く、早々とスタジオ前には入場待ちの列ができていた。これだけ多くの人が、音楽だけでかなりの身体活動ができるのであれば、それはそれで有効な電気の使い方ではないか、などと勝手に理由づけて、小生も多くの会員とともに入場待ちの列に加わった。
「大きな余震が来たらプログラムの中断もあり得る」という注意が為され、通常の有酸素プログラムが始まった。10日以上、こうした運動から遠ざかっていた身体は、動きを求めると同時に、些細ながら筋肉の衰えを訴えるような調子だ。しかし、スタジオ一杯の会員諸氏とともに動いていると、次第に身体に躍動感が戻ってきた。小欄にもしばしば、身体の躍動が精神的な前向きさを誘発していくという趣旨のことを書いてきたが、この日は改めてそんな感じを受けた。
有酸素プログラムの後半は、ややバテ気味な部分もあったが、60分間走り抜けたような爽快感は、やはり何にも代え難い。身体が躍動したいという欲求を、しばらく抑え込んでいたのだと気付いた一瞬だった。
このようにして身体を躍動させることが、既に自分の日常であることを再確認した夜であった。
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