fc2ブログ

世界観が変わった1週間

2011-03-19
18日(金)東日本大震災から1週間が経過した。あの午後2時46分から世界観が変わった。勿論、被災して命を失ったり、怪我をしたり、厳しい状況に置かれている方々からすれば、些細な変化であるだろう。そのことはこの1週間で、繰り返し小欄で述べてきた。

生活の具体的な変化によるものではない。目の前にある感覚自体が大きく揺れて変化したのだ。地震大国に居住していながら、十分にわきまえていたはずの対策が、実は十分には程遠かったこと。原発を全国に17か所も抱えている、世界有数の原発大国であるのに、その安全性に批評的な眼を向けていた「つもり」であり、貧弱な知識しか持ち得ていなかったこと。大陸の端で、幾つものプレートの上にあり、活動している地球の地殻変動を直接受ける国土の上で生活していること。等々・・・。

 自分は自分なりにこの1週間が大変長かった。そんな世界観の変化を受け入れる為に、その余震という名の「揺れ」の度に、改めて精神が大きく揺さぶられた。破壊された書斎の本棚を復旧作業していて、自らの整理能力の無さを自覚したりもした。小さいながらも、心に何ヶ所かヒビが入ったような感覚である。

その心のヒビを修復する為、人々と語り合った。孤独でいることからは何も始まらない。世界観が変わる前から親しくしていただいていた方々と、新たな世界観を以て接することで、今の自分の立ち位置を測定することができた。今までにない宵の過ごし方をした1週間だった。

ふと海外からの視点を持てば、我々日本人全員が被災者であるといっても過言ではない。相次ぐ卒業式の中止などを大学が発表している。一生に一度の儀式がである。大学によっては入学式や新年度の日程変更に踏み切る所も見られる。日常であったはずのプロ野球開幕にも賛否両論が喧しい。


世界観が変化しても、確実に言えることは時の流れは止められないという一つの事実だ。その流れを受け止めて、新たに前へ進むことが求められる。


そこに各自の屈することなき人生の絵図が広がっている。
関連記事
スポンサーサイト



tag :
コメント:












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック:
トラックバック URL:

http://inspire2011.blog.fc2.com/tb.php/530-7580ec69

<< topページへこのページの先頭へ >>