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ミクロの決死圏

2024-03-01

子どもの頃に「ミクロの決死圏」という映画を、確かテレビで観た。淀川長治さんが解説に言う、「怖いですね〜、恐ろしいですね〜」とともに記憶にこびりついている。SF映画として宇宙船のような「ミクロの人体探査船」が作られて、人体の奥深く探査し悪い箇所を突き止め直接的に治療するという筋書きだ。異物が侵入してきた人体内では、白血球などが攻撃に来て探査船は幾度となく危機に曝される。当時CGなどもない状況での映像制作としては、かなり手の込んだものであった。子どもながら未来は病気になったとしても、このように高度な科学で治してくれるのだと信じていた。

この「ミクロ」という言葉の経験は、大学に入ってから「マクロ(巨視的)」と対照語であることを知った。どうやらあくまで「ミクロ」と「マクロ」は相対的なものらしく、双方の定義により揺れのある科学的概念であることを知った。それにしても自分自身の身体でありながら、「ミクロ」の視点ではまったく計り知れない部分がある。昨今では内視鏡の発達で、自らの身体内の映像を見ることができるようになった。「ミクロの決死圏」でも、探査船は鼻から侵入していくのだった。大宇宙にはわからないことがまだまだ沢山あるように、我々のこの身体も未だわからないことだらけだと実感することがある。


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