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ひとはなぜうたうのか

2024-02-23
「 KARAOKE(カラオケ)」といえば海外でも通じる日本語の一つ、「SUSHI(寿司)」「SAKE(酒・主に日本酒)」「UMAMI(旨味)」などとともに娯楽的な場面で欧米やアジアで親しまれている。中には「KARA OK」と「OK」を掛詞にしている看板を、中国で眼にしたことがある。『日本大百科全書(ニッポニカ)』によれば、「そもそも音楽業界の用語で、歌手の練習やレコーディング時に使う伴奏だけを録音したテープやレコードを、「空(から)のオーケストラ」の意で、「カラオケ」とよんだ。」とある。こうして今、文書を書き込んでいても「音」を打てばカタカナで「カラオケ」と第一候補として変換される。同書によれば「70年代中ごろには全国に普及」したのだと云う。

世代として「カラオケ」の発展を全て、人生とともに見てきた。「スナック」と歌詞カードから発し「家庭用8トラ」そして画像が出て曲に合わせて歌詞の色が変化していくようになった。やがて個室化してボックスとなり、グループごとに見知らぬ人の歌を聞くことはなくなった。うたうためには、基本的に酒を飲むことが前提となる。「スナック」が発祥ということに由来するのだろうが、ボックスでもアルコールかどうかは問わず「ワンドリンク」が基本だろう。反転して言えば、若い頃から酒宴にはたいてい「カラオケ」がつきものだった。ではなぜ「ひとはうたう」のだろうか?曲の歌詞には「ひとつの物語」がある。酒によって現実からあくがれたひとが、歌詞の物語主人公に一時的に憑依する。ふと我に帰った時の距離感によって、新しい明日が来るような気になるのかもしれない。


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