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テーマ詠「本気」ー宮大短歌会23年度12月歌会(2)

2023-12-05
「本気」とは何か?
若者は「マジ」に置き換えられることも多く
あなたはどんな時に「本気」を出しますか?

師走の宮大短歌会月例歌会第1回目、テーマ詠「本気」を開催した。出詠8首出席者4名、「師走」ということでイルミネーションも点灯されたキャンパスに、忙しい学生さんも多く風邪症状も流行っていると聞く。それでも集まった8首の歌には、学生らの「本気」の様々なあり方が読めた。歌の素材は「本気=マジ」「マジかよ」「ランシュー」「断捨離」「五月蝿い」「器用貧乏」「夜汽車」「ゴール」などであった。若者言葉というより既に広い世代で使用されているが、「マジ!」という言い方そのものが「本気」に通じる。だが多くの人が日常で使用する場面は真に「本気」ではない。詠歌の中にもこの会話中の「マジ」が「接頭語接尾語」なのだという歌もあり、本来は副詞なのだが多様に汎用されているのがわかる。

いまこの文章をPCで書いていて「マジ」を入力したら変換候補に「本気」があった。嫌なこと・壮絶な場面・予想外の事態に巻き込まれるなど負の面での使用も多い一方で、嬉しいこと・至福の場面・期待以上の朗報など肯定的な使用も幅広いのが特徴だ。「ヤバイ」と同様に平安朝の「いみじ」のように正負両面に意味が派生的に拡大した語ということだろう。「本気」になるものには「トレーニング」「断捨離」「マラソン(と読める)」などがあるのも興味深かった。身体的な鍛錬を継続的に行うのを習慣化するまでが難しい。また「本気(マジ)」にならないと、断捨離は簡単には続かない。走る際などやはり「本気」度が求められるのであろう。得票の高い歌はもちろんであるが、票の少ない歌にも奥行きがさらに見出せそうな発見があった。

「本気(マジ)」で歌を詠むには?
「本気」がぶつかり合う緊迫した場面など
観念ではない「マジ」を具体的に描くことだろう。


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