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いま言葉にして寝かせて推敲する

2023-11-10
まず出会ったらやる
その時はいいと思っても寝かせると
推敲して言葉が引き締まる

起床後の小欄をはじめとして、僕は日々にどれぐらいの言葉を紡ぎ出しているだろうか?歩数はここのところ、1万歩は裕に超えている。小欄で概ね800字から1000字ほどか、仕事上のメールや講義にオーラル上の公私の会話を含めれば裕に何万字に達しているだろう。最近、大切だと思うのは「出会ったらすぐにやる」ことだ。短歌も原稿も仕事メールも「すぐに言葉にする」こと。ある意味で小欄は「起きたら今日の自分という存在を確かめて、前日の大切だと思われる脳に刻まれている記憶を言葉にする」という行為だ。昨日は仕事を終えて帰宅して夕食を食べたら、ある提出書類の送信を忘れていることに気がついた。この件もまた「出会ったらすぐやる」ことで書類はほとんど出来ていた。

夕食後にスーパーに牛乳を買うことも兼ね、仕事場まで車で向かった。送るべき書類を確かめるといくつかの言葉を修正したくなった。1週間ほど「寝かして」おいたことで、「すぐやる」時点では良かれと思っていた文言をより適切な内容や表現に修正できた。このような経験をすると「すぐやる」のは確かに実行すべきだが、「寝かせる」ことも大切だと痛感する。彫刻ならばまず思った通りに粗々の形は削っておくが、寝かせてから他者が鑑賞する眼でもう一度見直して細部を仕上げていくだろう。即時的なインスピレーションとともに、寝かせることで客観的な視点で見つめ直す。この相反する作用があってこそ文は、生きたものになってくるものだ。

心が受け止めたその時
まずは言葉にしてみること
酒と同じように熟成の時間も必要なのである。


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