一ヶ月前の月・一ヶ月後の月ー十三夜への思い
2023-10-28
ちょうど一ヶ月前に見た月を忘れず日の入りと絶妙なタイミングで東の空に
一ヶ月という時間の長さを身をもって感じて
歯科医の三ヶ月に1回の定期検診、いつも予約枠を最終時間にしているのでたいてい検診が終わると6時過ぎになっている。三ヶ月前の7月を思うと、日の入り時間がこんなにも早くなったのかと思いつつ自宅までの道を歩いた。すると東の空に、実に綺麗な旧暦九月十三夜の月が出ていた。「秋は月」を愛でるのは自明であったろうが、「日の入り」時間による演出が抜群によいという条件が作用しているのだろう。ちょうど一ヶ月前は「仲秋の十三夜」であったわけだが、それは僕にとって一生涯忘れられない月になった。月齢から同じ月齢まで、なかなか意識したことがなかったが今月はそれがはっきりと自覚できるようになった。
諸説はあるが「十三夜の月」を愛でる初めは、醍醐天皇の延喜19年(919)に宮中の清涼殿で月見宴が催されてからと云う。「満月」ではなく少し欠けている部分があるからこそ、これからの望みを残した縁起の良い月ということにもなるだろう。昨夜はあまりに月が恋しくて、就寝前にも庭に出て大空を見上げてみた。しかし、やはり素晴らしい姿を見せてくれたのは日暮れから宵のうちだったのだと思い直した。一ヶ月前の記念碑的な十三夜の月も、まさに海上から知らぬ間に空に昇っているという自然の見事な演出ゆえに生涯の思い出になったのだ。陰暦9月、冬の月になる前に今宵と明日の満月までを楽しもうではないか。
月明かりの下で
夢儚い この世の果てまで
東に大海を抱く宮崎ならではの月の美しさがある。
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