集う話す笑い合う
2023-10-23
まずは会えるか集まろうかさすれば話す笑い合うが生まれる
孤独な一人ひとりが生きるために
一昨年出版した『日本の恋歌とクリスマスー短歌とJ-pop』(2021新典社選書108)は、人間が生まれながらにして孤独であり孤独に死を迎えるという逃れられない運命があるゆえ、常に出逢う人を「待つ」のだという普遍的な課題について考える一書であった。幼きから物心つけば親に出逢い、徐々に社会に出てゆき友と出逢い、やがて愛する人と出逢う。その都度の「出逢い」をどう活かせるかはその人次第でもあり、人との交流を大事にしてこそ人生の意味もわかってくる。同時に「サヨナラだけが人生だ」の佳句が云うように、「出逢い」があれば「別れ」もある。ゆえにやはり「出逢い」を大切にしなければならないという循環の中で人は生きる。
では「出逢い」を大切にするにはどうしたらよいか?その基本的な動詞が「集う話す笑い合う」ではないかと思う。それぞれの人の人生の節目に集う、ただ偶然に任せて一所に集う。集えば「話す」ことから相互の気持ちが溶け合い、自然と笑い合っている自分に気づく。こんな至極当然で普通な日常の場面こそが、「幸せ」というものなのだろう。何も「特別」は要らない、自由に普段着で利害に囚われず「話して笑い合える」のがいい。家族・親族でも親友でも、ただただこの「話して笑い合える」時間を忘れないことだ。秋晴れの宮崎で、この日はこんなことをつくづくと感じる日曜日であった。
母と妹の誕生月
家族が集うランチパーティー
そして夜は親友と偶然の出逢いが待っていた。
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