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「穏やかに それぞれの思い 肌で感じて」

2023-10-07
「C’mon baby now」
「C’mon tell me now」
「Oh wanna talk together」

「おいでよ君!さあ」「おいで おしえてよ!これ」「語り合いたいね!」再びサザンの新曲『Relay〜杜の詩』の話題。歌詞にある英語の文句が、曲の隙間から実に聴く者の胸に響く構成になっている。サザン(桑田佳祐さん)の歌詞はデビュー以来、「英語日本語」というか双方の響きを上手く融合し効果的に多重な意味を持たせるのが特徴だが、今回の曲も穏やかで静かな雰囲気の中で真骨頂を余すところなく発揮しているといってよいだろう。これは曲作りの過程「曲」→「仮歌」という点が大切であり、既に「曲調」の中に日本語・英語その他の外国語を含む「ことば」の総体としての「サザン(桑田)語」がリズムや拍の中で生まれてくるのではないかと、大変に興味深く思っている。もはや学校で教える「和語・漢語・外来語」などという部類分けを遥かに超えた次元で、曲とことばが交響しているといえるだろう。「杜の詩」もまさに冒頭の英語部分の優しい語り掛けに支えられている。

最近の社会は何事も「賛成か反対か?」「是か非か?」と問い詰め、即時に「結論」を求める傾向にある。この「二項対立社会」ともいえる状況こそが、苛立ち攻撃的になりがちなクレーム社会と化している要因ではないかと思う。日常の多くの場面で「詰問」的な物言いいが飛び交い、無防備な優しい心をいたく傷つけている。特に21世紀になってからこの傾向は顕著であるが、我々はこの20年余り自らが苛立っていることに無自覚に過ごしているのかもしれない。『Relay〜杜の詩』の偉大なところは、単に神宮外苑の樹木伐採に「反対」する曲なのではなく、人々が「穏やかに それぞれの思い(を)肌で感じて」という社会の風通しの良さを促す曲である点だ。例えば、職場で意見が食い違い「反対」された相手は「敵」なのか?否、だからこそ「語り合う場」を持たねばならないのだろう。誰しもが心を寄せてくれる同僚の思いを受け止めた時、そこにこそ仕事への生きるやりがいが生じるはずだ。そしてもちろん、家庭も全く同じなのである。

「コミュニケーションしようと」
「Oh 明日を夢見る 馬鹿でごめんなさい」
「意志を継ないで」家庭にも職場にも訴えかけたい1曲なのだ。


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