母の誕生日は自分という存在の可能性が生まれた日
2023-10-04
母の誕生日を祝うこれまでの人生を語る母の歩みを思うに
奇跡と縁で僕自身が存在していることに気づかされる
母が節目となる誕生日を迎えた。これまで元気で自ら宮崎を選んで暮らし、新たに多くの友人や関係者との関係を良好に作り出してきている。常に「生きる希望」を持って、前向きに歩んでいることを讃えつつお祝いの食事をした。母の姿を見ていると、あらためて人生とは「人の繋がり」こそを大切にすべきと思う。出逢う人々を肯定的に捉え、様々な語り掛けによって相互の理解を深めていく。その話題においては、これまでの様々な人生の機微が炙り出されていく。先日も公民館サークルの場で昔の話をすると、何人かの人々が泣いて聞いてくれたと云う。人はそれぞれの「物語」を大切にして、生きてゆかねばならないのだろう。
母の幼少の頃からの苦労話を聞いていると、よくぞ多くの苦難と岐路を経て僕を産むに至ったのだとつくづく考えさせられる。その後も自分の志望通りに大学を卒業させてもらい、自分がやりたい道を紆余曲折を経て掴めたのも、母の様々な支援があってのことだと深く感謝する。昔話の節々には何処かで小さな縁が途絶えていたら、もしかしたら僕自身が存在しなかったのではと複雑な思いに駆られることもある。だがそれだけに僕自身が天命を全うし、やるべきことを成し遂げることこそが、この奇跡と縁への恩返しであるだろう。しかし返す返すも、なぜいま母も僕も宮崎で精神的に豊かな生活ができているのだろう。あらためて多くの周囲の人々への感謝をもって、また今日も生きるのである。
いただいた生命を活かすために
僕自身のもう一つの誕生日と思う
今日もまた人との繋がりを大切に生きる
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