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いとしの芸術・文化

2023-08-18
先月に延岡で開催した「いとしの牧水」
その振り返りを出演者のみなさまと
音楽と短歌と朗読と「芸術・文化」が身近にある社会

日本の歴史だけを見ても、「芸術・文化」が栄えるのは「平和」が健全に保たれた時代だ。「平安時代」「江戸時代」には大きな国内の諍いはなく、政(まつりごと)としても「芸術・文化」を奨励していたといえるだろう。反転して述べると「芸術・文化」が栄えていれば、「個々の命の尊厳を大切にする」ということかもしれない。「戦争の兆候」があれば、「芸術・文化」を軽んじる傾向が社会を覆い、お金の流れも「軍備」に注がれていくことになる。誰しもが「軍事」的行為など野蛮であり、「芸術・文化」こそが人類の叡智だと思うはずなのであるが、21世紀の今でも「蛮行」言い換えるならば「獣性」が、特に政を導く人たちの間に蔓延るのはなぜか?それゆえに「芸術・文化」を健全に保全していかねばならないのだろう。

先月の「いとしの牧水」延岡公演の出演者のみなさまとともに、その振り返りの時間を持った。僕自身、「ステージ上の無意識」のような感覚(概ねよくできた舞台は無意識であまり細部を自分では覚えていない)があり、出演者相互にまた観客のみなさまがどのように受け止めたかはわからない。いずれにしても牧水第二の故郷である延岡で、「音楽・短歌・朗読」のコラボレーションによる「芸術・文化」の舞台ができたことの意義を噛みしめる機会であった。「短歌」の芸術性については、近現代において様々な議論がなされて来たわけだが、音楽との融合でより豊かな鑑賞の場となるのではないか。教育の現場を含めて「芸術・文化」に触れる機会を、より多くの人々に提供したい。最近「国立博物館」への予算配当不足が話題となり、「ネット募金(クラウドファンディング)」が行われ目標額を短時間で達成したと云う。その動向は、多くの人々が平和を願うがゆえに「芸術・文化」を大切にすべきという叫びに他ならない。

まずは市や県の範囲で「芸術・文化」を
引き続き「音楽」と「短歌」と「朗読」をつなぐ機会を持ちたい
日向でもまた東京でも、「芸術・文化」を信じるならば夢は無限大なのである。


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