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フロー状態の眼でありたい

2023-07-20
物事に完全に向き合い
集中して上手く進む状態に酔う
挑戦レベルでもスキルレベルも高く爽快感が伴う

休日だった17日月曜日、珍しく昼のワイドショーを昼食時に観た。すると親しくするあるコメンテーターが出演していて、大谷翔平のことについて語っていた。「果たして他球団へのトレードはあるか?」といった話題であったが、シーズン中の「トレード期限」を前に水面下の複雑さを匂わせていた。番組終了後に久しぶりに連絡すると、「いずれにしても、優勝争いするところでやらないと」と返信をいただいた。脳裏に浮かんだのはあのWBCの際の、大谷翔平の集中度の高さである。準決勝メキシコ戦の9回サヨナラの口火を切った2塁打、あの塁上でベンチに向けた炎のような瞳は決して忘れることはできない。また決勝9回のマウンド、球団を同じくする好打者トラウトとの真っ向勝負は今でもゾクゾク感が止まらないほどの名勝負であった。優勝した瞬間にグラブも帽子も投げ捨てたあの状態、まさに「フロー状態」の眼である。

「フロー」は心理学的用語で、冒頭にも記したように物事に没頭し「没我」とでも言おうか、行動の熟達次元も高いことを云う。Web検索に拠れば、「ミハイ・チクセントミハイのフローモデル」というのがあり、「無感動」であると「挑戦レベル」も「スキルレベル」も最も低いとされている。人は自らが取り組むことに納得し感動しまさに「浮き立つ」ような状態であることが、「挑戦」も「スキル」の上でも最上の状態の入ることができる。向き合うことが上手くいき、さらには実に爽快感を感じる状態のことだ。昨日はある意味でこの「フロー状態」に至ることができた。今月の原稿〆切も間近、非常勤の講義を終えて本務校に帰着し「その原稿が書きたい」という衝動にかられたまま規定の字数まで一気に書き上げた。その間、昼食は?とか他の仕事は?という邪念は一切なく、まさにWBCの翔平モードであったような気がする。自らが書きたいものを、書きたいように。まさに文筆に向き合うものの「フロー」の原点がそこにあった。

次から次と水をかけるように押し寄せる仕事
まあこれらもまた「力水」と理解しておこうか
「フロー」「コントロール」「リラックス」を自ら作り出そう!


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