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バラが咲いたバラが咲いた

2023-05-05
バラ園を二箇所たずねて
多種多様なバラの一輪ごとに心を休ませ
人混みでもなく自然の空気を吸える幸せ

「バラが咲いた」は誰しもが口ずさめる愛唱歌だろうか?ふと最近の子どもたちは、どうなのだろうか?と考えた。調べてみると、マイク真木が唄い浜口庫之助作詞作曲のこの曲が発表されたのは1966年4月5日、64年東京五輪の2年後となる昭和41年である。所謂、フォークソングとして僕らが子どもの頃はよく大人がギターを片手に唄っていた印象が強い。「真っ赤なバラ」によって「淋しかった僕の庭が明るくなった」という単純な歌詞であるが、それだけに印象深く誰しもの脳裏に刻まれる曲である。「薔薇」と書けば「そうび」と読み、現代のものとは違う「野ばら」であろうが平安朝初期の漢詩文にも用例がある。『古今和歌集』には、「我は今朝初にぞ見つる花の色をあだなるものといふべかりけれ」(紀貫之・巻第十・物名)の歌が見え、「今朝(けさ)初(うひ)に」の部分に「け(さうひ)に」と「薔薇」の語が隠されており、当代を代表する歌人がその名に興味を抱いていることが知られる。この歌では、下の句で「うわべばかりの華やかさ」をその色に見ているのであるが。

義母が栽培講習を聞きたいということもあり、県運動公園のバラ園に妻と母と4人で出向いた。プロ野球キャンプの時以外はあまり訪れないこの公園内に、見事なバラ園がある。其処の講習で栽培についてを語っていた方は、なんと95歳と聞いて誠に驚いた。花に手をかけて栽培する、という姿勢が心身を鍛えて腰も立ち喋りも実に流暢であった。「花」というものは人間を「咲かせてくれる」ものだとその関係を見直したくなる。その後はさらに青島方面に移動して「こどもの国」のバラ園へ。こちらはさらに多くのバラが見事に咲いており、すっかりその見栄えの虜になった。園内は雨模様のせいもあるか空いており、芝生にあるベンチで持参したお弁当を食べてピクニック気分。植物と同様に僕らも良い空気と良い栄養を摂ることで、美しく咲くことができるのではないかと思った。季節柄、バラ味のソフトクリームまで賞味し、こんな自宅から至近の場所に美しい場所があることに感謝した。

季節の花を愛で自らの心に花を
住んでいる環境を存分に味わい尽くす
「いつまでもここで咲いておくれ」


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