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テーマ詠「学校」ー宮崎大学短歌会4月歌会(2)

2023-04-19
誰しもが長年の経験を持つ
児童生徒としてどんな体験をしたか
意外な驚きのエピソードなども

朝から1日先の授業準備・講義・移動・附属学校園での会議・移動という隙間のない予定をこなし、1日の締め括りが宮崎大学短歌会歌会という1日。開始時間に30分ほど遅れたが、附属図書館の1室にいつものメンバーが揃っていた。今月は新入生歓迎を意図し、毎週火曜日に定例で歌会を開催している。前の日曜日に「新歓祭」が催されこの日は新入生の来訪も期待できたが、思うほど簡単なものではなかったようだ。世に云う「短歌ブーム」に学生たちの意識は、どの程度呼応しているのであろうか?引き続き、短歌関連の僕の授業などからの勧誘も含めて期待していきたい。さて歌会は出詠8首・参加8名、テーマ詠「学校」について興味深い対話が展開した。誰しもが持つ標準的な「6・3・3=12年」の学校経験、何をどのように素材にするか?自ずと現実の経験を素材にする歌が多くなった。

「新入生」「転校」「早弁」「校長」「追試」「黒板」「理科実験」「ペン」などが素材、いずれも「児童・生徒」視点が主体である歌であった。もちろん僕の場合は20年以上の現職教員経験があるのだが、むしろ自らが高校生の頃の経験を素材にし学生らの歌と並列的になるようにした。対話の中ではむしろ「教師視点」を導入することで、「学校」の二面性が浮かび上がるようで立体的な議論を提供できたように思う。「学校」は小さな「社会」に他ならない。されど「小さい」ながら独特の世界観がある保守的で特異な空間であろう。思いもよらぬ過剰な「悪戯」を描いた歌が「予想だにしないわからなさ」を武器に高点歌となった。また「学校」には偽善的な行為を「学習」の名の下に敢行することがある。「命の尊さ」を教えながら植物を実験に使用する矛盾が詠われた歌に、「学校」の抱える矛盾が透けて見えた。

テーマの核心や矛盾を暴き出す短歌
僕らにとって「学校」とは何であろうか?
次週こそは新入生の顔が見たいものだが果たして・・・


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