「ファイト九州」ー野球で元気に!
2023-04-09
「福岡ソフトバンク・ホークス対埼玉西武・ライオンズ」公式戦「ファンと一緒に九州を元気に!」
プロ野球と社会活動
何年ぶりであろうか?プロ野球公式戦を観戦したのは。宮崎に移住してからは、一番近いフランチャイズ球場で福岡PayPayドームである。福岡に赴いたのも、過去10年で1・2度という程度であった。もとより現東京ドーム(かつての後楽園球場)へは実家から自転車で行ける距離で、中学生の頃は「外野自由席・中学生以下500円」でよく観戦に行っていた。当時はまだ外野席にも鳴り物を入れた一斉応援が無く、各自が野次や拍手で応援するのが通常であった。そんな環境で、周囲の酔っ払った大人と接することは社会勉強だと思っていた。満員札止めになって悔しそうに入場門付近に立っていると、場内から「そこの僕!」と見知らぬ人が呼んでくれて「外野自由席大人・1000 円」をくれたこともあった。まさに「後楽園球場」は、ここに書けない事例を含め初めて社会を知る勉強の場であった。
「ひなたサンマリンスタジアム宮崎」には、自転車ならぬ徒歩で行ける。駐車場の心配もせず、妻と歩きで球場へと向かった。WBCの余波もあろうか、球場周辺は日本代表合宿の際に近い雰囲気で、テントのグッズ売り場や飲食店には長蛇の列ができていた。全員に配布されるという「ファイト九州」ユニフォームは、九州各県の名峰が描かれた自然豊かな緑色の代物をまずは受け取る。試合開始時間を考え、場外では販売していた比較的列の短い焼きそばを購入し入場した。雑踏や長蛇の列を回避する機転は、まさに中学生の頃に身につけた「資質・能力」である。入場後は宮崎の爽快な快晴のもと、「ソフトバンク・大関」対「西武・高橋光成」両投手の絶妙な投手戦となった。西武は初回に「愛斗」の先頭打者本塁打で先制し9回にはスクイズも絡めて2点を加え、高橋光成が118球3安打11奪三振無失点で増田に繋ぐリレー完封勝利であった。九州を盛り上げる社会活動に取り組む福岡ソフトバンク・ホークスは勝てなかったが、春先らしい投手陣優位の試合を堪能することができた。
日本にとってプロ野球とは何か?
メジャーに追いつき追い越せが実現しつつあるいま
この国の社会の未来を見据えて野球を楽しみたい!
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