月があまりに綺麗すぎてー旧暦二月十七日
2023-04-08
旧暦「閏二月十七日」月の素晴らしさに思わず海まで
小さな眼の前の美しさを逃さず
新年度が始まり今週は、新入生・在校生のオリエンテーションが続いた。新入生の支援教員(担任)ではないので、もっぱらゼミ生らとの面談がこの2日間続いた。1年間付き合ってきた新4年生は、採用試験や卒論の方向性について深い話をすることができる。特に3月に日向市東郷町坪谷へ「牧水ツアー」1泊を催したこともあり、より深い関係性が築かれたように思う。やはり「寝食をともにする」という言葉があるように、宿泊と座を囲む機会は人と人とを深く結びつける。感染拡大により新入生の頃からオンライン講義などに耐えて来た現4年生に、ようやくご褒美の機会ができたような気もする。
また新たにゼミに入る3年生との面談では、それぞれの長所を伸ばすことを話した。行く道には誰しも不安があるものだが、それを超えて切り開いて行くには自分の「強み」をさらに成長させることだ。これはゼミ生に限らない、職場でも家庭でも人と人とがつながる基本であるように思う。夕刻になって所用で街まで車で出たが、その帰路に東の海上から綺麗な月が出ていた。帰り道に意図していた道路を思わず変更して、海がよく見えるルートを取った。さらには自宅に近づいたが、衝動に駆られて青島方面にハンドルを切った。やや風が強く波が荒い海岸であったが、旧暦二月十七日の月は穏やかに僕に微笑んでいた。今年は旧暦では「閏二月」があり、「二月」が二回くり返されている。「春」が長いというか、一気に「暑い」まではいかない宮崎である。
太陽のみならず月の美しさを愛でよう
自然とその魅力に惹かれて行く衝動のような
ゼミ生と腹を割った対話こそが、彼らの未来につながる。
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