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モード切り替えー広い懐を持つこと

2023-03-24
「プロ」とは切り替えが上手いこと
自分を常に更新できる広い懐が欲しい
後悔せず次の高みを目指しただ前に進むために

巷間では成田空港に多くのファンが出迎えたように未だWBC優勝の熱狂が冷めやらぬ中、米国MLBの開幕を目指し大陸に残った人たちがいる。すぐさま各自のチームのスプリングトレーニングに合流し、優勝の祝福を受けつつも視野は既に1週間後の開幕にある。大谷翔平は、早くも日本時間25日にアリゾナでマイナー相手ながら当番調整をし、30日の開幕投手としての準備をすると云う。吉田正尚はチームに帰り、英語で「疲れているよ」というような本音とも思える返答をしてジョークかのように周囲を笑わせたと云う。入団初年の大切なスプリングトレーニングにも関わらず、チームがWBC参加を許可したことを大会中の大活躍で恩返ししたチームとの良好な関係が見えてくる。素人からするとあれだけの闘いをした後ゆえ、ゆっくり休ませてあげたいと思うだろうが「プロ」の意識はそうではない。2006年の第1回大会から大会開催時期には物議を醸し出しているが、真の日米頂上決戦が現実的になった今、11月などの開催も考えていいような気がする。

米国のMLBに限らず、日本プロ野球も30日にパ・リーグ、31日にセ・リーグが開幕を迎える。源田遊撃手の右小指骨折の影響なども心配されるが、「プロ」とはましてや「一流」とはこうした切り替えができる人のことをいう。モードの違う状況に置かれても適応し切る力、そして栄誉も後悔も引き摺らない潔さだろう。かつて初任校で高校教員をしていた頃、野球部員らのモード切り替えにそんな潔さがあることを体感した。高校生ゆえに時に「栄光」を鼻に掛けてしまうことがないわけではない。僕ら教員への態度に、その先の大会の成績が反映していたと言ってもよいだろう。あくまで謙虚にありながら、勝ち得たものを栄養にさらに成長していく。そんな高校生が「プロ」になるのだと実感した。「国語」を教えていたこともあるが、様々な教材に理解力を示し、自己表現も巧みで文章も潔く書く。そんな態度を備えたものが「プロ」の世界に入って行った。僕は彼らの姿勢を見習い、自らも「国語・文学」の「プロ」を目指そうと思い立ち研究の道に入り25年以上の月日が経過した。同時に周囲や社会情勢を見つめて、広い懐を持つこと。WBCのにわかな熱狂だけで終わらない成熟へと社会が向かうため、選手たちの姿勢から学び取りたいと思っている。

今日を「プロ」として生きるために
3年間の閉塞感から社会として抜け出そう
今日もまた懐の深い心で前に向かって歩こうじゃないか!


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