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幸福の青い封筒

2022-12-02
青い封筒に収められた薬
母から妻へ手渡され僕のもとへ
お互いを思いやる気持ちがつながって

今年も暦が最後の1枚となって、急に寒さを覚えるようになった。先週まで日中は25度以上に及ぶこともあり、衣服の調整具合の難しさを感じていた矢先である。さらにはここのところ、多方面における仕事量が多くやや疲労も蓄積していたのであろう、いささか体調に不調を覚えた。生憎、会議に加えて講義が2コマと1週間の中で一番に忙しい木曜日に当たっていた。毎朝のウォーキングなど、体力と体調を整えることには余念がないだけに、こうした状況にはやや口惜しい気持ちが先走る。だいたいにして幼稚園・小学校の頃から学校は休まない主義、中高一貫校で「6ヶ年皆勤」の賞状を受けたほどであった。だが、体調というのは決して自分一人で保全できるものではない。周囲の思いやりあってこそだと思い直す1日となった。

妻も僕と同様に多方面の仕事が忙しく、帰宅時間も遅い日々が続いている。当初は妻の体調を心配したが、それはそのまま自分に跳ね返ってきた形になった。だがむしろそれで「無理は禁物」であるとか、日常の食生活の大切さを痛感することができた。この日も僕は講義を終えて早々に帰り、自ら野菜・餃子鍋を作って身体を温めて床に就いた。だが早目に薬を飲んだ方がいいのでは、と妻が言って一時は「買って帰る」という手筈になっていた。妻もよくよく考え市販薬よりも僕の母が信頼できる掛かり付け医からの薬を持っていることに気づいた。ならば、ということで妻が仕事帰りに母のところから薬をもらい受けて帰ることになった。既に寝床に入っていた僕のもとへ届いた薬は、綺麗な青い封筒に入れられていた。母はいつも物品を人にわたす際に、何らかに封入する習慣がある。この日は、その思いやりにいたく感じ入った。おかげで今朝方は回復傾向で起床でき、いつも通りの5時に起きるとサッカー日本代表の同点・逆転シーンをちょうど観ることができた。一つのスポーツに歓喜するだけでも、妻や母に支えらえている。「一丸」ではない、個々の思いやりがつながり合うことで人は生きられるのである。

思い思いやるこころ
気遣ってくれる人がいる幸福
家族というかけがえのない愛情


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