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失われた30年と着々と登るサッカー界

2022-11-26
バブル崩壊以後の日本
政治・経済・社会に云う「失われた30年」
しかし、サッカー界は違っていたことにようやく気づく

「コロナ禍だから」何かと言い訳がしやすい世の中になった気もする。例えば、我々のような大学教員が「オンラインだから」と言うのも同じ。学内外を問わずその点には「オンラインであっても」と言いたい自負が僕は強い。2年半前から「オンラインでこそ」学習効果が上がる方法に、向き合い続けてきたからだ。実際に、対面以上の授業内容や効果だと思える担当科目も少なくない。対面になっても「オンライン」で培った有効な方法は活用し続けている。世情ではほとんど「言い訳」にもならない答弁で逃げる姿勢が、「国会」という国民を代表して議論する場で相次いでいる。ここまで「政治は劣化」したかと耳を疑う事例ばかりだ。少なくとも政治を始め、経済や世界的競争力など、この30年で劣化甚だしくこの国は窮地を迎えている。だがサッカー界はどうだろう?そんなTweetなどをいくつか目にした。1993年「ドーハの悲劇」から30年、ちょうど「Jリーグ」が開幕した頃。大衆的なスポーツといえば野球一辺倒であったこの国が、「サッカー(フットボール)」でも世界を目指し始めた。地域に根ざしたクラブチーム作り、世界の名だたる選手が移籍する器ができたことで、最高峰の技術が身近になった。

その後、日本選手の技術が向上するにつれて、海外に移籍する選手が次々と出てきた。サッカーの本場、欧州の名だたるチームの一員となり、決して引けを取らずレギュラーを勝ち取る選手も少なくなかった。前述した「Jリーグ」が地域に根を下ろし、幼少の頃から子どもたちの育成に向き合い、自ずと指導者も育成される。あらゆる世代・組織役割において、「育てる」ということに妥協はなかったのだろう。資金面でも同様だ、「Jリーグ」による収益は躊躇なく「次世代への投資」に投入される。Web記事に拠れば、今回のW杯メンバーで欧州で活躍する選手に「怪我の不安」などがある場合、医師などのサポート体制を欧州拠点に据えて来たのだと云う。森保監督がメンバー選定をする際に「怪我の不安」が払拭できたのは、こうした資金を活用した支援体制があったかららしい。昨夜もTV番組で岡田武史さんがくり返していたが、「今回のドイツ戦の勝利は奇跡でもなんでもない。勝つための準備をしてきた結果だ。」という言葉に如実に表れている。振り返れば1990年代、サッカー部が全国レベルの勤務校の「国語」の授業で、僕は当時の岡田さんが記した論を教材にしたことがある。育てることに投資する「日本サッカー」の方針は、明らかに教育界全体にあるべき姿勢のはずだ。「言い訳をしない育成」「言い訳をしない結果」、まだたかが「ドイツ戦1勝」でしかないが、社会全体の劣化の中でサッカー界の躍進に学ばずしてどうするのだろう。

1997年大学院修士課程入学
現職教員として「自己投資」し続けたことが今に至る
あの頃、日本サッカー界の黎明期について深く考え自らの学びにしておいてよかった。


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