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本当に短歌ブーム?ー笹公人さん×スケザネさんトークより

2022-11-24
短く上手く言う時代ーTwitterの影響
異ジャンルの人々が多く参入し始め
耐久年数の長い短歌・・・

世はすっかりTVよりWebで視聴する時代、標記のトークを有料券を購入して視聴した。有料でしばらく「見逃し配信」もあるので、内容の詳細や多岐にわたる点への言及は控えておく。だが短歌に興味があるのであれば、ぜひご覧いただきたいトークで「有料」であるがかなりのお得感があった。僕にとっては、両者ともに親しくさせていただいている間柄というのも視聴の大きな理由である。笹公人さんとは「牧水短歌甲子園」の折ごとに日向市でお会いし、コロナ前まではよく遅くまで酒席をともにさせていただいていた。審査員としての洒落のあるコメントも大好きで、昭和感を上手く素材とした短歌も大いに参考にさせていただいていた。今年に刊行された『終楽章』も大変に好きな歌集で、ある意味で僕の創作のツボを刺激してくれる相性のよい歌が多い。ちょうど1ヶ月ぐらい前に、そんな歌集への思いを書簡でお送りしていたところだった。

一方のスケザネ(渡辺祐真)さんは、親友の真山知幸さんを介してメッセージ交換などをさせていただいていた。人気のYouTube書評家であり、これまでにも俵万智さんとのトークなど短歌にも深い批評を展開している方である。ご自身も若い頃に投稿短歌に応募して入賞した経験があるようだが現在は「詠み手ならざる者」として、むしろその批評から学ぶことは多い。トークの中で「本当に短歌ブームなのか?」という疑問に双方から聞くべき意見が多々出てきた点は、短歌に関わるものとして心しておくべき内容であった。「一億総歌人」となるためには?耐久年数の長い歌と消費される歌(「いいね歌」)とは?真に「ブーム」と言えるには、まだまだ僕たちの努力が必要なようである。まさに詠み手として多様な人々の参入、従来の歌壇を超えた活動とは?こうしたトークにこそ短歌の未来への切符があるような気がした。

終了後、お二人それぞれにメッセージ
12月初旬には笹さんが宮崎を来訪される
トーク視聴終了後は、サッカー日本代表のドイツ戦をTV観戦となったが。


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