ご縁を引き寄せる雑談のちから
2022-10-08
週末の和歌文学会を目指して上京コロナ以前は普通だった日常の時間
人との交流はやはりオンラインでは叶わないものがある
宮崎に移住してからの10年を振り返ると、コロナ以前は明らかに日常的に上京する機会を持っていた。頻度が高ければ1ヶ月に1回。だが2020年3月あたりの新型コロナ感染拡大以降は最長で1年もの間、上京を控えていた時期があった。上京の要件は研究学会ということが多いが、それ以外にも親しき人たちとの絶えない交流も大きな要件であったと往来が途絶えてその貴重さを悟った。その距離を超えた交流の停滞は、真に大切なご縁とは?を身に沁みて考えさせられたのだ。現況で感染に対する考え方が変化してきた今、交流復活の兆しがある。長い暗闇のトンネルを抜けたように「昔」が戻ってくるような感覚。多くの親しき人々がそれぞれの立場で苦しんだ2年半、未だ感染への懸念はあるものの自覚を持って状況を前に進めることも必要だろう。
ご縁は雑談のちからによって成り立つ。翻り親しい人たちとの雑談は、新たに前に進むちからを養ってくれることを実感する。40年来の親友とは、音楽や野球の話題は尽きない。ヤクルトの村上選手の56号本塁打を久しぶりに行った神宮で生で観ることができた、と興奮して語ってくれた。その後も宮崎にも来訪してくれたことのある親友と、偶然にタイミングが合って食事をともにする。何を話そう?などと思うこともなく、ただただこの数年間の相互の状況などとりとめもない話題が楽しい。さらには一番親しいお店に、願ってもない方が来店したとの報せをいただく。何というありがたき偶然、まさにこうした人々との交流により長年にわたり築かれてきた「日常」が戻ってきたような夜であった。お店は、今月10日で16周年を迎える。そのうち13年ほどの歴史を、僕自身も同朋として紡いで来たような喜び。「あの頃」もこのカウンターで語っていた雑談が、宮崎に移住してからの10年で大きく現実に寄与するちからになったと言えるだろう。
ありがたきご縁
社会を変えていくちから
両親もともに移住した宮崎だが、僕の故郷としての東京はこうした人である。
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