倒木や停電ー台風14号の爪痕
2022-09-20
宮崎県内で2名の方が亡くなった自宅周辺を歩けば大きめの街路樹が倒れ
停電が続いた地域も
台風の被害は抜けてからわかる、そんな実感を強くした。宮崎県内では道路の冠水で自動車が流されるとか、土砂崩れに遭遇したりで2名の方が亡くなった。自動車を容易に流し中に人を閉じ込めたり、山肌がそのまま崩落するような力。自然にはあらためて、畏怖の思いを抱かざるを得ない。未だ余波の風が残る朝、やや霧雨混じりの中で毎朝のウォーキングコースを妻と歩いた。枝葉はもちろん多くの家の周辺に散らかり、遊歩道には小枝などが散乱している。同じ町内でもある地域では住民の方々が出てきて、停電が回復しないようなことを話し合っている。電力会社の車が辺りを巡回し、電線の状態を調べているようんであった。丘の上の公園では、場所が高く樹木が多いせいか、さらに多くの葉っぱや折れ枝が散乱していた。そして帰路には、直線道路の向こうに消防車が停車しているのが見えた。
野次馬根性で近づいてみると、大きめの街路樹が折れて倒れたらしい。道路を塞ぐ樹木を消防団の方々が、チェーンソウで切り刻んでいる。同じ辺りに同じ条件と思われる街路樹で、倒れるものと倒れないものがあるのはなぜだろう?枝の伸ばし方、幹の健全さなど、樹木は樹木で個々の生育とコンディションがあるものと考えさせられた。道路には他にトタン屋根の一部など、家屋の断片も見られた。自宅周りを樋などを含めて点検したが、幸い僕の自宅に被害はなかった。とはいえ、県内での農業や牧畜業などの実質的な被害はまだ明らかではない。ビニールハウスの水没とか、牛舎が水に浸かり牛の足元に水が来ている映像も観た。自然に向き合うことの必然、あらためて我々の命は、吹けば飛ぶようなものである無常を悟る機会となった。
まずは自宅周辺の清掃
一気に秋の空気が増えた
列島に沿って台風は北上している。
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