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最近の台風は本当に「経験したことのない」なのか?

2022-09-18
台風14号の接近
920hpa規模の勢力で接近する台風
「今までに経験したことのない」という気象庁の言い方

台風の接近に備えて、朝から家周りを整えた。屋外のゴミ箱や箒類を玄関に入れ、外置きの植木鉢も家の中へ。物干し竿を外し立てる台は寝かせ、家のあらゆる窓の雨戸を閉めた。自宅は高台にあるが区画内が袋小路になっているため、冠水に備えて自家用車は至近の施設のかさ上げしてある駐車場に移動。これでほぼ不安なく、自宅の準備は整った。もちろん、午前中に母とともに食糧の買い出しを済ませ、水は常に一定量が備蓄されている。停電に備えてラジオ付き非常用電灯の電池の確認、スマホ類はいついかなる時も充電をフルの状態にしている。夕方になって休日出勤していた妻を迎えに行き、帰りにスーパーで牛乳などを買い求めたが既に品薄の状態で、驚いたのはスナック菓子などもかなり少なくなっている。その棚の状態に影響を受けて、煎餅などを「万が一ご飯が炊けない時のために」などと理由をつけて多めに買い付けた。

やれることは、ほぼすべてやった。台風関連のニュースを見ていて思うのは、気象庁が「今まで経験したことのない」という表現を使用することだ。現状で勢力は「925hpa」この勢力を維持して上陸した台風は、いま調べる限り「1961年(昭和36)9月16日高知県室戸岬に925hpa」所謂「第二室戸台風」、「1959年(昭和34)9月26日和歌山県潮岬929hpa」所謂「伊勢湾台風」である。概ね930hpaクラスで「史上最強」と呼べるものだそうで、「室戸」や「伊勢湾」というえば当時としてかなりの被害が出たのはよく知られている。1990年以降にこの程度の勢力で上陸した台風は多くはなく、こうした意味では「今まで経験したことのない」は統計上は妥当な気もしてくる。だが我々はどこかで「地球温暖化によるスーパー台風」と考えがちだが、昭和30年代の高度経済成長の盛りの頃にもあったと思うと、そうとばかりは言えないとも思えてくる。こうして今日の小欄を書いているうちにも、かなり風雨が強まってきた。さて果たして実感として「経験したことのない台風」を僕は経験することになるのだろうか?

東京在住時とは桁違いの暴風雨
台風そのものが弱まらずに上陸する南九州
今日1日忍耐の家籠り、そして九州全域に大きな被害がありませんように。


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