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GIGAスクルール構想から先へ

2022-09-16
タブレット1人1台が提供され
教室には充電用のロッカー設備も
WiFi環境ある教室で学級全員の課題共有など

この数年で教育現場の大きな変化は、GIGAスクール構想により児童・生徒にタブレットが「1人1台」は提供されるようになったことだ。教育実習参観に行くと、児童・生徒らの机上にはタブレットが置いてある。もちろん実習生の授業でも使用されることが少なくなく、学生らは「教師」として平然と機能を展開させる授業構成を実践している。この日も小学校6年生と中学校1年生に対して、タブレットを使用して学級内の課題を全員が閲覧できるように共有する授業を参観した。10年前であれば、ミニホワイトボードなどを使用し班ごとに話し合った意見を書いて教室の前の黒板に並べて共有をしていた。学生らの実習授業ではGIGA上に提出する資料を配布し、その書式に個々が思考した内容を書いてもらい、共有の場所にアップする作業を展開する。それを児童生徒らも、何ら戸惑いもなく容易に実践する。教師も子どもたちも、もはやICT機器を扱えなければ授業ができない時代になった。

ただし学生の授業参観をしていて思うのは、果たしてICT機器がどれほど有効に機能しているか?という疑問である。「国語」の学習として、「文字を手書きする」という活動も退化させてはなるまい。実習生らも板書においては、丁寧に見やすく書く工夫にも努力をしているのがわかる。エレベータやエスカレーターに喩えると、その存在がなくとも登れるところを使用すれば、人間は自らの脚を脆弱化させてしまう。手書きとICT機器での文字打ち込みは、このような関係性にも似ているように思えてくる。さらに言えばまだまだ有効な使用方法があり、子どもらの思考力・判断力・表現力を伸ばして行く可能性もある。昨今は「AIが短歌を作る」というような、実験的な試みもされるようになった。近々に開催される学会でも「AIによる作詩(漢詩)」という題目の発表が気になる。やがてGIGAスクールで学校生活を送った子どもらが成長して大人になる。スマホ使用が、日常生活のあらゆる分野に関係してくる可能性が高い。過去に普通であった仕事も淘汰され、ICT機器が容易に作業してくれる分野も少なくない。「短歌作り」一つにしても、このGIGAスクール構想を存分に活かした展開が、今後は求められてくだろう。僕らがSFとして考えていた「未来の学校」、実習生が容易にタブレットを使用して授業する姿に現実が見えた。

そしてまた情緒や共感など心にも関連させて人間性等を失わないために
やればいいわけではない、実践していかに伸ばして行くか?
GIGAスクールの先を考える。


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