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「先生の先生ですか?」学校が楽しい光景

2022-09-15
教育実習一斉視察
「先生の先生ですか?」と親しむ子どもたち
次世代に「楽しい学校」を引き継ぐために

70年代の青春学園ドラマといえば、中村雅俊主演の「われら青春」「青春ど真ん中」「ゆうひが丘の総理大臣」などがあり、僕自身が小・中学生の頃に観て影響を受けたドラマであった。生徒らと同視線で部活動に勤しんだり、青年海外協力隊から産休補助の臨時英語教員であったり、破天荒でラフなジーンズスタイルで学校をかき回す、そんな教師像にある意味で憧れたものだ。こうしたドラマの中村演じる主人公の教師は、共通して「学校とは楽しいところじゃないか!」と主張し続けていた。学校の規制を守らせようとする校長・教頭などと敵対するが怯まず、生徒が生きやすい環境を押し通す。密かに理解ある理事長などが破天荒教師に学校の本質的な改革を期待している、そんな図式があった。もちろん、そんな破天荒な行動は実際の教育現場では不可能なのは確かだが、「生徒の目線に立つ」ということは実に大切で僕が教員になってから励行してきた姿勢でもある。むしろ現実の学校で教師たちは、「ドラマのようにはいかない」と口にする者が多かった。だが少なくとも「上から押し付ける」のではない、「学び手の目線」が主体になることは、現在では当然な考え方になった。

「ドラマのようには」と聞かされながら、僕自身は自らが楽しい教員生活を送ることができた。初任校が全国レベルの部活動もあってか、そのまま「ドラマ」みたいなキャラクターの同僚も多かった。現に「とんねるず(初任校卒業生・在学時代は僕の赴任前)」などは、「母校の教師ネタ」でラジオやテレビで人気を博しスターへの道を歩んだ。日々の職場へ行くことが楽しい!20代のそんな恵まれた現実の「青春ドラマ」を体験させてもらった。そんな「楽しい学校」がこの10年15年ぐらいで、この国から消え続けた感がある。今や世間的には「ブラックな仕事」とされ、管理職と保護者との板挟みになり、残業のつかない長時間労働、休職も辞さない人々の多さも目立つ。もちろん「学校がツラい」のは教員ばかりではなく、主人公であるはずの学び手も学校に行けない人がいづこでも多い状況がある。指導者・支援者である教師が、ある意味で楽しくなくて、どうして学び手が楽しいであろうか?基本的に「授業」を考える時に、僕はこんな考え方をする。昨日から始まった3年生の教育実習一斉視察に赴き、僕はこんなことを思った。ゼミ生になつく小学生らがいて、「先生の先生ですか?」と三者が笑顔で楽しめる、そんな場面に出会えて、ゼミ生らは「楽しい」要素も体験していることに少しは安堵を覚えるのであった。

教師の世間知らず
みんなが心を和ませることができるのが学校ではなかったのか?
「青春ドラマ」で主人公を追い込む状況だけが現実になってきてしまったのだろうか?


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