視覚を通して視野を拡げて
2022-09-06
自分の眼を通してみる世界記憶の多くは具体的に見えるもので形づくられる
そしてまた視野を拡げるためにどうしようか
先日、ふとしたことで「夢」の中の出来事は「五感」の何に依存しているか?を考えた。たぶん、ほとんどが「視覚」の情報であって、睡眠中で眼を瞑っていながら「見える」ものがあるのが面白いなどと他愛もない事を考えていた。他に「聴覚」「嗅覚」「味覚」「触覚」の情報は、夢の中にどれほどあるだろうか?夢の事を考えると、自ずと目覚めている際の事を反転して考えるようになる。それでもなお、やはり多くが「視覚」による情報に依存している。人は生きていて、どれほどの光景を目にするのだろう。眼に障害のある人も少なくなく、眼が何より正常に健康であることは誠にありがたいことだ。短歌を作る際もどうしても「視覚」による情報が多くなりがちだが、他の五感と融合した葛藤があることも重要であろう。あらためて自らの取材の姿勢を、考え直してみたりする。
こうして小欄の文章を書くのも、眼を使っている。時に仕事で「眼」を休めずに酷使し続けていることがある。「五感」の他の四つよりも、眼は常に重労働を強いられている。時に遠くを眺めるなどの休息が大切だ、とあらためて思う。同時に五感とともに「心の眼」を見開くことも大切である。元来は「教員」になる事への疑問から出発した僕は、社会的・世間的な「視野」を拡げる事を条件にこの道に進んだ経緯がある。「社会性のない教員」では、やはり学ぶ子どもたちを育てることはできないだろう。よって、様々な分野の友人との交流を特に大切にしている。その交流の中でこそ、「見える世界が大きく違って」くるものだ。「視野」以外でこだわりがあるのは、「聴覚」による「声・音」、僕が支えられているのは友人たちの「声」ではないかと思っている。もちろん「味」も大切で、美味しいものを笑って食べることが大変に重要だろう。実際の「五感」そして「短歌の五感」など、諸々に考えながら生きた1日であった。
眼を大切に
そして友人を大切に
あらためて「視野」を見つめて。
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