健康長寿な現代の生活習慣として
2022-08-03
四十賀そして人生五十年といった昔「健康長寿」をといわれる人生百年時代
与えられた命ゆえによき生活習慣をと思う
西行73歳・松尾芭蕉51歳・若山牧水43歳、中世鎌倉時代にしては西行は長寿、芭蕉は江戸時代の寿命統計は幅が広いらしくせいぜい寿命40歳なので長生きの部類、昭和3年43歳没の若山牧水は今にして「夭逝」と思えるが、劇的に寿命が延びたのは戦後であるらしい。周知のように酒好きであった牧水が、まさに「生活習慣」で身体を痛めたのは明らかである。しかし、この3者はいずれも旅の歌人(芭蕉は俳人)、自らの足で全国を歩き回り詩境を窮めて行った。西行は出家したことも相まっての「生活習慣」が、長寿の秘訣でもあるだろう。芭蕉や牧水は、むしろ過酷な旅を自らに強いたがために寿命を擦り減らした感も否めない。だが「歩く」という行為は、健康長寿には欠かせない条件とみて間違いないだろう。戦後は「国民皆保険」さらには「介護保険」などの世界でも類を見ない制度が、着実に日本の寿命を延ばして来た要因と見られている。とうとう「人生100年時代」とまで言われるようになった現代を、どう生き抜いたらよいのであろう。
個人的には30代後半ぐらいから、さらには40歳代になって健康への志向が高まった。「この10年間の生き方が、次の10年の生き方を決める」という意識が常にある。運動習慣・食事内容の精選・サプリメントなど、可能なところは意識して実行している。このように言うと、「ストイック(禁欲的)ですね」と言う方が多いのだが、自分ではそうは思っていない。好きな物を食べるし、酒も一定量は呑む。だが「運動」は、どうしても譲れない面がある。過去には「ジム通い」に執拗にこだわった時期もあったが、現在は生活の中に「運動」を取り込むようにした。「ジム」ならば週3回かせいぜい4回止まりだが、現在は「運動」をしない日がない。ジムの時からすると筋トレ量はかなり減退したが、それもまた現在の年代にして適切な量と方法ではないかと思っている。信憑性は確かめていないが、「過剰な運動」というのもむしろ逆作用で健康を害するという研究成果の記事をWebで読んだことがある。冒頭の芭蕉や牧水に学ぶならば、強行な旅は控えよということだろう。運動習慣があってこそ、「学生時代と変わらぬ体重」を維持していることは自負できることの一つである。
人間ドッグや諸々の検査の励行
いただいた命を自らが大事にするために
さあ!今日も生活の中の「運動」をはじめよう!
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