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ワクチン副反応奮闘記

2022-03-26
4月から全面対面講義
接種券が来るなり集団接種会場で予約
副反応はそう出ないだろうと思いきや

新たなもの、調子のよい話、利点ばかりを喧伝するもの、などには常に懐疑的になるのは研究者としての性であろうか。今回の新型コロナワクチンに対しても、当初から甚だ疑いをもって考えていた。接種しての副反応と感染リスクを天秤にかけると、後者の方が大きなリスクだという物言い。天秤にかけるという時点で、接種にもリスクがあるということになる。メッセンジャーRNAというワクチン方式は新たに開発され画期的だという物言いも、明らかに治験数が少なく感染拡大の世界情勢を背景に「見切り発車」で使用されているとも言える。またワクチンを製造する製薬会社についても、F社が安定しておりM社は副反応のリスクが大きいなど、まことしやかに社会に広がった情報であるが真偽のほどはわからない。これらに対してWeb上の情報、知り合いの医師など、諸々と知見を聞いた上で最後は自分で判断を下すしかない。完全な収束、そして元通りの世界に戻ることは、たぶんほぼほぼ不可能なのであろう。第1次世界大戦時にスペイン風邪が流行し100年が経過し、今もインフルエンザワクチン接種が続いていることを考え併せてみるとよい。などと書き記すと、100年前も戦争と感染症拡大とが重なって世界を覆ったことが大変に気になって来る。100年間の近現代で、我々はどんな未来へ向けて歩んできたのだろう?と思う。

昨夏に1回目・2回目の接種をし、その後の情勢から3回目はどんなものかとまた懐疑的になっていた。2回目にはいささかの副反応で発熱したが、薬を1度だけ服用するだけで回復した。それほどの負担でないことは実感できたが、永遠かのようにこの「ワクチン接種サイクル」に嵌っていてよいものかとも思う。僕にとっては幼少時に、腿の裏側に痛い注射を受けた経験があり、その際にTV等の報道で足の筋肉が短縮してしまうという薬害が報告され幼心にゾッとした記憶がある。あらゆることを考え合わせ、的確な判断をしたいというのはこうした経験から来るものだ。感染状況は昨年とも違い、第6波といわれるものはなかなか下火にならない。感染力の増長に反して重症化はしないということもまことしやかに喧伝されたが、高齢者をはじめとして死亡者は後を絶たない。もはや2年間が経過しこの感染症においても、新たなフェーズで対応しなければならないようにも思う。つまり感染症の脅威に怯えて「行動しないことへの副反応」のリスクに対応すべきということだ。などと考えて、今回は接種券が来たのですぐさま市の集団接種会場を予約した。それは4月からの大学講義が全て対面であることも大きな要因で、講義開始前2週間のこの時期の接種に効ありと考えたからだ。ワクチンはM社製、接種当日から翌日の午前中までは何ら副反応も出なかったが、昼を過ぎて発熱した。やむなく仕事上の会議が午前・午後1つずつあり、その間に昼食で帰宅した際に検温・服薬。会議を終えて早目に帰宅したが、熱は上がる一方で最高で39.5ほどの熱が出た。早目に次の薬を飲むがよいと言った妻の忠告を受け入れず、6時間の間隔に根拠がどれほどあるかも知らず、遵守した末の体温であった。早々に服薬しないと解熱作用が低下する、など妻の助言が脳裏をかすめ合計3度の服薬。今朝になってようやく平熱に戻った次第である。

まずは身体的にこの社会への順応を
今後の感染状況はどう移行していくのだろうか?
歴史はくり返されないことを祈りつつ


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