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好きな短歌が好きになるサークル

2022-03-09
真の短歌県を目指しての語らい
県庁やアーツカウンシルの支援もよろしく
サークルのように楽しい行事で短歌がさらに好きになる

県庁とアーツカウンシルみやざきの発案と支援で、「短歌県審議会」(仮称)なる話し合いをオンラインなどで続けている。併せて小欄でも紹介してきた学生らの企画「歌ごはん」「ニシタチ歌集化プロジェクト」などの実働があり、さらに「外国人向け短歌講座」「歌垣スナック」や「高校生と歌人が出逢う講座」などが展開している。新型コロナ感染拡大による影響がなければ、さらに大々的な展開ができたであろうと考えると悔やまれるところだが、「まん延防止」でもこれだけできたという意味を重視すべきとも思う。この日も審議会の対話がオンラインで開催され、高等学校教員や歌人協会の方々を交えて充実の話し合いができた。「思念」することは個々人の中に留めることなく、「語り合う」ことが大切であるとあらためて思う。「語り合え」ばその先に「実行」しようとする力が生まれる。特段、短歌がたまらなく好きだという共通項がある人々の語り合いは、常に新たな芽が出て萌え出づるようなものとなる。

対話の展開の中で感じられたのは、ある種の「サークル活動」のような要素である。基軸はあくまで「短歌」ではあるが、今回の学生企画のように「ごはん」や「ニシタチ(宮崎市中心部の歓楽街)」と関連づけることで「楽しさ」の要素が倍増する。一般の多くの人たちは、「短歌」に対して「敷居が高い」「難しい」と思っている。だが馴染みの飲食店でほろ酔いの中で自由に大胆に詠めばよいことを知れば、短歌は一気に身近なものとなる。近現代短歌は、江戸時代までの和歌に比べて素材が日常の広汎に及んだことが大きな違いとも言える。平安朝和歌に「ごはん」に関する歌などは、探しても見当たらないものだ。反対に「ごはん」や「お酒」という文化そのものが、急速に世界的な視点で自由に身近なものとなったのも近現代という時代の成せる業だろう。何より高校生なども含めて、「お勉強」ではなく「楽しく生きる」要素が短歌にはあることをより多くの人たちに実感して欲しいと思う。この仲間で語り合っていると、そのような「サークル」の自由度ある楽しい時間を過ごしている気分になる。「真の短歌県」決して肩肘張らず、好きな短歌がさらに好きになる友だちの輪を広げ続けることである。

他県ではできないことを宮崎で
「国文祭・芸文祭みやざき2020」で蒔かれた種を発芽させるために
高校生の明るい未来にもっと短歌を!!!


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