希望の新年一掬い
2022-01-02
「うから=親族。血縁の人々の総称。」「生む」+「子」・「自(〜から)」・「幹」など多様な語源説
希望を語り合う新年として
新年とは、親族が顔を合わせ新たな希望を語る時間が必要である。新型コロナの感染拡大に悩まされて2回目の正月、報道を見ている限り昨年よりは多くの人々が帰省をして「希望の時間」を持てているのではないだろうか。宮崎に住んでいると、関東をはじめとする都市部の感染拡大が大いに気になるところ。妻の兄一家もなかなか帰省がままならないまま、昨年は通り過ぎてしまった。今回はようやく帰省が叶い、姉一家とともに楽しい時間を持つことができた。冒頭に記したように「親族」の文語的表現は「うから」と云い、様々な語源説があるが「生む」の「う」はほぼ間違いないはずで、「から」の部分は「はらから」という語が「兄弟姉妹」を意味し、「(同じ)腹から(生まれた)」に類する語であると見ることができるだろう。妻の「生まれ」を尊重するべき言葉として、こうした語源を考えることも重要ではないだろうか。そのような意味で、妻の実家での時間は僕にとっても大変に大切な時間である。
新たにした「ほぼ日手帳」の今年のおまけは「ちいさなスプーン」であった。
そこに次のような言葉が記してあった。
「希望というものは、ほんとうに大事なものだから、
絶対になくしちゃだめだよ。
指先のほんのひとつまみの塩が、
料理の味をすっかり決めてしまうだろう?
希望は、その塩なんだよ。」
(『セフティ・マッチの炉辺談話』より)
この「ちいさなスプーン」で掬えるほどの「希望」が、明るい未来の味を変えていく。妻の実家と自らの両親についても日々、「ちいさなスプーン」ほどの希望を重ねていきたい。特別なことではなく日々の「ちいさな思いやり」が、「料理の味をすっかり決めてしまう」はずだから。
親族のかけがえのない時間
豊かに酒を酌み交わす
希望の新年を一掬いからはじめよう!
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