思いついたら小さな旅を
2021-11-04
宮崎に住むという利点多くの人々が旅行したい場所でもある
洗濯や掃除の合間に思いついたら小さな旅を
年内出版の新刊著書の最終校となるゲラが先週末に届き、いよいよ大詰めの作業に入った。果たして自分で読んでいて楽しい発見があるか?など他者の視点で読み返し、言葉や文章の流れに違和感がないかどうかなど確認している。まずは1回を読み返し終え、それなりに納得がいくように思えている。原稿というのは自らの手のうちに持てば持つほど、あれこれとミスがないか気になるものである。それを潔く「はなす」勇気も必要だと感じることもあるが、今月半ばまでは最終ゲラを抱えた日々が続く。そんな中でも、コインランドリーに行ったり日用品の買物など、休日に必要な行動も自ずと実行することになる。時間の使い方は「量より質」と考えるのがよい。波に乗って集中できる時間を、いかに持てるかが重要だ。そこで妻の発案から、神話の舞台でもある「禊池(江田神社)」に行ってみることにした。
神話に登場する国生みの神・イザナギノミコトが黄泉の国に行った穢れを祓うために禊(みそぎ)を行ったとされる池。その後、多くの神々を産み、最後には左の目を洗うと「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」、鼻を洗うと「須佐之男命(すさのおのみこと)」、右目を洗うと「月読命(つきよみのみこと)と「三貴子」が生まれたと『古事記』に記されている所縁のスポットである。今年の「国文祭・芸文祭みやざき2020」では、個人的に短歌に傾倒したが、「神話」も大きなテーマとなっていた。県内には多くの「神話」にまつわるスポットが多く存在している。毎日のように自宅近くの高台の公園に登り、青島と日向灘は拝んでいる。短歌とともにこの文学が身近にある生活環境を活かさない手はない。往復の移動を入れて2時間ほどであったが、神話の地に行くと妻とともに敬虔な気持ちになった。帰宅して洗濯機の訪問修理を終え、さらには最終校ゲラを読んだり、ともかく何かを「産み出す」という気持ちが高まった。
特別なことではなく日常に小さな旅を
心を穏やかに生きる土地
いつも明日への希望を産み出していきたい。
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